2024.12.13 起業ガイド
健康や人生と被る自然界のサイクル
自然界のサイクルが与えてくれるヒント
雑草は、人が手を加えたところにしか生えません。
では雑草がなぜ生えるのか?
これはまさにこの地球のサイクルと同じなのです。
コンクリートの脇に生える雑草や短い草は人が手を入れたところにしか生えてきません。
その証拠に森に行くと、ふかふかの土と落ち葉ぐらいしか落ちておらず、普通の草は生えているが、雑草が生えていません。
なぜなのでしょうか?
それは、植物の生態系も人間社会と同じで、いらない栄養を土に与えすぎた結果として、いらない肥料や化学物質が地面に溜まって、地面の底が硬くなり雑草が生えてくるということなのです。
この硬くなった場所というのは、スコップを使っても掘れないことがよくあるのです。
畑でもスコップをある程度入れてみると、途端と硬くてそれ以上スコップが入らなくなる箇所にあたるものですが、これがまさに、雑草が生える条件の場所なのです。
しかし世の中というのは、よく循環しているもので、そういう場所にはよく見る雑草の他に、背の高い雑草が生えてくるそうです。
ではその背の高い雑草はなぜそこに生えるのかというと、背の高い雑草の根は、そもそもその根くらい長いのでその根は、小さな雑草が届かない硬い地面の余った余計な栄養を取り込み、自分の体を管のように使用して、空気中に返していく方法で、他の植物が生きていくために土を再生させる手伝いをしているのです。
つまり、長い雑草はその根を伸ばしながら、ゆっくりとその地形を壊してしまった化学物質を自分の体を通して、世の中に返す役割を行っているということです。
それがうまくいくと、今度は虫がそこに寄ってくるようになります。
では虫は何をやっているのかというと、背の高い植物が自分の体を使って排出した、土の中に溜まってしまったいらない栄養素を食べにくるのです。
そしてある程度、養分としていた化学物質が抜けてくると、背の高い雑草は枯れ、そして次に短い雑草が枯れて、本当の土、生地になっていくというのが自然のサイクルです。
自然界のサイクルから考える現代社会の在り方
今の現代の人間の体も、これと同じで、ちゃんとしたものを食べ、ちゃんとした水を飲み、ある程度自然体で生かすのであれば腐っていく人間も減るし、こんなに病気がちな社会にもなってはいないだろうとこうした自然のサイクルを見るたびに考えさせられます。
現代は、与える・使う・増やすことばかりを考えて、与えすぎ、使いすぎ、増やしすぎを軽視している傾向があります。
なので、程よい量を適量使い、抜く時は抜くというやり方でバランスを取るのも重要な発想です。
バランスが悪くなった個所に薬を与えたり、サプリを与えたり、お金がない中を借金したり、今以上の豊かを求めたりするよりも、日々の生活の仕方を見直してなくすことや、減らすことにフォーカス当てたり、今の水準でできる満足を探したり、より多くではなく、今を肯定する生き方や考え方を身につけなければずっとバランスは偏ったままです。
ということで、更なる豊かさを求め続けるという発想よりも、今に満足できる生き方を見つけていきましょう。
今回は、そんな原理原則と自然界には不思議と似た個所があるというお話でした。