2024.11.06 起業ガイド
専業主婦でも起業は可能?主婦起業のメリットや注意点、おすすめの起業アイデアを解説
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子育てが一段落したなどの理由で、再び働きたいと考える主婦の方が増えており、起業を選択する人も多くなっています。
「主婦で起業なんて難しいのでは?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、主婦ならではの視点やスキルを活かして、起業は十分可能です。
そこで本記事では、主婦の起業について、メリットや注意点、おすすめの起業アイデアについて詳しく解説していきます。
主婦でも起業は可能?
主婦でも、必要な手続きを踏むことで起業は可能です。
会社を設立する場合は法人登記が必要となり、個人事業主として起業をする場合は税務署への開業届を提出するだけで始められます。
最近では起業を支援するプラットフォームやサービスが充実しているので、専門知識がなくても安心して起業に挑戦できる環境が整っています。
必要な手続きさえ踏めば、主婦であっても、自分のビジネスを展開することは可能といえるでしょう。
主婦が起業をするメリット
主婦の方の中には「うまく時間が取れない」「スキルがない」などの理由で、起業をためらう方もいるかもしれません。
しかし、主婦だからこその起業のメリットというものも存在します。
ここでは、主婦が起業をするメリットについて以下の4点から詳しく解説します。
・ブランクに左右されずにキャリアを築ける
・隙間時間に自分のペースで働ける
・主婦としての経験を活かせる
・自分の好きなことに挑戦できる
ブランクに左右されずにキャリアを築ける
1つ目のメリットはブランクに左右されずにキャリアを築ける点です。
主婦の方が再就職を目指す場合にネックとなるのが、仕事をしていなかったブランク期間です。
近年の労働人口の減少もあり、各企業では主婦でも積極的に採用する傾向にあります。とはいえ、実際は仕事をしていなかった期間が長いほど、再就職が難しくなる可能性もあります。
その点、自ら起業をする場合はブランクの有無はそれほど大きな壁にはなりません。
むしろ、ブランク期間中の経験などを活かして新たなキャリアを築ける可能性もあります。
隙間時間に自分のペースで働ける
2つ目のメリットは、隙間時間に自分のペースで働けることです。
主婦の方の中には、働きながらでも家事や育児を両立させなければならない方も多く、勤務時間が固定されるような働き方は難しいという人も多いでしょう。
自ら起業した場合は、時間や場所にとらわれることなく、自分のペースで働けるので、家事や育児の隙間時間を活用して、効率的に稼ぐことも可能です。
また急に子どもが体調を崩した場合などでも、柔軟な対応が可能である点も、起業をするメリットといえます。
主婦としての経験を活かせる
3つ目のメリットは、主婦としての経験を活かせる点です。
一般の企業に就職する場合は、特定のスキルが必要となるケースが多いため、求められるスキルを持ち合わせていない場合は就業が難しい場合も多いでしょう。
起業であれば、主婦ならではの視点や実体験などを活用したビジネス創出も可能です。
実際に主婦としての経験を元に起業し成功した例は数多くあり、これは起業のメリットといえるでしょう。
自分の好きなことに挑戦できる
4つ目のメリットは、自分の好きなことに挑戦できる点です。
起業は、自分の好きな分野や得意な分野で挑戦できる点もメリットです。
語学スキルや各種資格だけでなく、主婦ならではの視点や経験を活かして、他と差別化されたオリジナリティーある起業も可能でしょう。
また、主婦が起業をしたということが、同じ主婦層からの共感も得やすいので、その点を強みにした起業を検討してみるのもおすすめです。
主婦が起業をする際の注意点
前述の通り、主婦の起業にはさまざまなメリットがありますが、一方で注意しておくべき点もあります。
ここでは主婦が起業をする際の注意点として、以下の2つをご紹介します。
ワークライフバランスが乱れる可能性がある
1つ目の注意点は、ワークライフバランスが乱れる可能性がある点です。
主婦の方が起業をした場合によく陥りがちなのは、仕事と生活のバランスが乱れてしまうことです。
起業当初は、仕事の時間をうまく調整できず、生活リズムが崩れたり、家族関係に支障をきたしたりしてしまうこともあります。
ワークライフバランスが乱れないよう、仕事とプライベートの境界をしっかりと定め、仕事に取り組むようにしましょう。
扶養から外れる場合がある
2つ目の注意点は、扶養から外れる場合がある点です。
扶養に入っている主婦が、扶養の範囲を超えた給与収入を得ると、税法上や社会保険上の扶養対象から外れます。
税金や社会保険料を自分で負担することになるため、せっかく収入を得ても手取りが減ってしまう可能性もあるため、注意しましょう。
起業をする際には、事前に収益を試算し、税金や社会保険の想定をしておくようにしましょう。
主婦におすすめの起業アイデア
最後に主婦におすすめの起業アイデアをご紹介します。
オンラインビジネス
1つ目はオンラインビジネスです。
ネットショップ経営などのeコマース事業や、ブログ執筆などのアフィリエイト、YouTubeなどのチャンネル運営などが代表的です。
インターネットを活用したビジネスの最大の特徴は初期投資が少ないことです。
起業失敗のリスクをできるだけ減らして、起業にチャレンジできるので主婦の方でも気軽に取り組みやすい分野といえます。
また、インターネットを活用したビジネスは、成功した場合には大きな収入を得られる可能性も秘めている点も特徴といえるでしょう。
コンサルティング
2つ目はコンサルティングビジネスです。
コンサルティングとは、専門家の立場で企業や個人の相談にのり、解決するための方法を提示することです。
今までの経験や得意なことを活かして、クライアントの困りごとを解決し収入を得ることができるので、主婦の方でも取り組みやすいでしょう。
コンサルタントと一口にいっても、マーケティングやキャリア、ビジネスなどその種類は多種多様です。
資格が必要なコンサルティングも数多くありますし、近年はコンサルタントのような専門家の需要は高まってきています。
また隙間時間を利用したスポットコンサルティングも可能ですので、主婦の方でも柔軟な働き方が可能な点もおすすめのポイントです。
クリエイティブ分野
3つ目はクリエイティブ分野です。
グラフィックデザインやライティング、写真、アートなど、クリエイティブな分野の才能を活用したビジネス展開も、起業におすすめです。
フリーランスとして、記事執筆やロゴデザインを提供するなどスキルを活かした働き方が可能です。
スキルや技術があれば、時間や場所を問わず自分のペースで働くことが可能ですし、単発での仕事も多いため、隙間時間でも効率的に働くことができる点が主婦におすすめです。
最近ではクラウドソーシングサイトなど、オンライン上で仕事をマッチングできるサービスも普及しているので、未経験でも受注しやすい環境が整っている点もおすすめの理由です。
家事代行
4つ目は家事代行です。
家事代行は、掃除や洗濯、炊事など主婦の方が普段から行っている経験やスキルがそのまま活かせるという点で、うってつけの仕事だといえます。
家事代行はクライアントの自宅に伺って行うため、仕事環境の整備や初期投資がほとんどない点も魅力です。
家事代行サービスやベビーシッターサービスなどに会員登録しておいて、自宅付近の案件を受けるのが一般的です。
ただし、1件あたり2〜3時間の作業時間、クライアントの自宅までの移動時間が必要となるため、ある程度まとまった時間確保が必要な点には注意しましょう。
ベビーシッター
5つ目はベビーシッターです。
ベビーシッターはクライアントの子どもを預かる仕事で、家事代行同様に、主婦としての経験・スキルが活用できる仕事です。
家事代行同様、初期投資はそれほど必要なく、マッチングサイトが充実しているので、手軽に受注できる点も魅力。
子育ての経験がある、子どもが好きという人であればぜひ挑戦してみましょう。
また家事代行とベビーシッターについては、自分ひとりで対応するだけでなく、主婦仲間を集めて組織化すれば拡大も可能です。
カウンセラー
6つ目はカウンセラーです。
カウンセラーはクライアントの悩みや課題などを聞き、解決に導く仕事です。
心理カウンセラーなど高度に専門的な知識が必要な分野から、愚痴聞きといった特に資格の必要のない気軽なものまで、その範囲は広く、主婦ならではの経験を活かした起業も可能な職業といえます。
主婦や女性の日頃の悩みや、嫁姑問題など、同じ目線で相談を聞くことで収益に繋がることも可能です。
もちろん心理カウンセラーやファイナンシャルプランナーなどの資格を持っていれば、専門知識を活かした活動も有効でしょう。
まとめ
本記事では、専業主婦の起業について、起業のメリットや注意点、おすすめの起業アイデアなどを詳しく解説しました。
起業というと難しく感じる人も多いですが、主婦ならではの視点やスキルを活用してさまざまな形で起業をすることができます。
再就職と違って時間や場所の拘束がなく働くことも可能です。
起業をする際には、できるだけ初期投資を抑え、最小限のリスクで始めるのがおすすめです。
また、仕事に追われることなく、ワークライフバランスを意識しながら進めるようにしましょう。