2024.06.24 メディア
目隠ししながら階段をスキップしてるような計画は立てるな
正しい目標設定と身を滅ぼす目標設定の違い
成功したいのであれば、目標を持つ必要があります。
その時に持つ目標は、現実的かつ絶対にできると思えるものに設定するべきです。
間違っても、自分の身の丈以上の非現実な目標を設定する事はやめましょう。
そんなことをすれば、一撃で身を滅ぼすことになります。
計画を立てる意味はそもそも長く生きるためです。
そのため、一撃で身を滅ぼしてしまうような無謀な計画を立てる事は、「自滅することを目標設定している」と言っても過言ではありませんません。
ですが、多くの人が目標設定の仕方を間違えています。
若い時や始めたての時というのは、みんなどんぐりの背比べのように至るところで似たような間違いや過ちを犯しますし、それもみんな経験する当たり前なのだと思って、あまり気にも留めませんが、徐々に物事に向き合う長さや、深さ、センスの良さなどといった要素や、考え方の癖によって、能力の伸び方に個体差が現れ始めます。
本当に同じルールの中でゲームをプレイしているのかと思うほどに、その差は時間の経過とともにはっきりとしてきます。
面白いことに失敗する人というのは、コンスタントに同じ失敗を繰り返し続ける傾向にあり、成功する人は、失敗し続ける人と途中までは同じような頻度や内容で失敗の経験をするのですが、とあるところを境に、失敗の頻度が急激に落ち、成長率が著しく上に伸びていきます。
この両極端な2つのグループのデータを見てみると、やはり立てている目標設定に違いがあることにあるわけです。
失敗を続けるグループの目標設定は、なぜか1発逆転の映画のラストシーンのような計画がちょこちょこ入っていたりします。
その反対に、成功するグループの立てている目標は良くも悪くも去年とあまり変わらない地味な目標設定(良い言い方をするなら手堅い目標設定)になっていることが大半です。
目標達成に野心は必要ない
アイデアを思いついた時、たしかに気持ちは高揚するかもしれませんが、そうしたテンションでそのまま計画を立ててしまうと、階段を目隠ししてスキップで降りるような危ない計画に落ち着きがちです。
目標達成に野心は必要ありません。
1回や2回の失敗で、いきなり死んでしまう事はなくても、失敗する癖がついてしまえば死んだも同然です。
気分で行動を起こすことも、見栄やプライドといったいらないしがらみを判断基準にすることも敗北を意味しますが、計画を立てるということや目標設定というのは本来、そういう立て方をするものではありません。
途方もない目標設定はいつまでも見つからないものを探し続けなければいけない罰ゲームのような生き方を現実にしてしまいます。
そんな意味を込めて、今回伝えたいことを要約すると
「野心やワンチャンは捨てろ」
「目隠ししながら階段をスキップしてるような計画は立てるな」
ということになります。
目標達成は1日にしてならず。
つまり、行動し続ける必要があります。
だからこそ、地味でいいんです。
確実に続けられる地道なものを選択し、目標達成までの杖としましょう。
目標がある方はぜひ頭に入れておいてください。