2024.11.28 起業ガイド

週末起業におすすめのジャンル・アイデア5選!失敗しないためのポイントも解説

週末起業におすすめのジャンル・アイデア5選!失敗しないためのポイントも解説

近年は、限られた時間を活用して週末起業に挑戦する人が増えています。
しかし、どのジャンルを選べば成功しやすいのか悩む方も多いでしょう。

本記事では、週末起業におすすめのジャンル・アイデアを厳選して5つ紹介しています。

週末起業の失敗を避けるためのポイントも解説しているため、ぜひ参考にしてください。

週末起業におすすめのジャンル・アイデア5選

週末起業におすすめのジャンル・アイデアは、次の5つです。

  • インターネットビジネス
  • せどり・転売
  • ハンドメイド
  • コンサルタント
  • エンジニア

上記はいずれも店舗を構える必要がなく、スキルさえあればすぐに始められます。

初期費用がさほどかからない上に仕事量も調整しやすいため、週末起業での失敗が不安な方でも比較的気軽に始められるでしょう。

週末起業におすすめのジャンルについて、詳しく解説します。

インターネットビジネス


インターネットビジネスとは、インターネットを利用してお金を稼ぐビジネスのことです。

具体的には、次のような仕事がインターネットビジネスに該当します。

  • Webライター
  • Webデザイナー
  • Webサイト制作
  • イラストレーター
  • 動画編集
  • SNS運用代行
  • アフィリエイトなど

スキルが必要なものもありますが、パソコンさえあれば仕事ができるため、手軽に週末起業を始めたい方におすすめです。

アフィリエイトを除く上記のビジネスは、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングで案件を見つけられます。
すでにスキルがある方であれば、比較的早い段階で稼げる可能性が高いでしょう。
Webライターは初心者向けの案件も多いため、未経験者でも始めやすい傾向にあります。

アフィリエイトとは、自分のブログを立ち上げ、商品やサービスを紹介して報酬を得るビジネスです。
広告のクリック数や成約数に応じて報酬が発生しますが、稼げるようになるまでに時間がかかる上に難易度も高いため、早く成果を出したい方には向きません。

せどり・転売


せどり・転売とは、需要のある商品を安く仕入れて高く売り、利益を得るビジネスです。

仕入れた商品はネットオークションやフリマアプリに出品するため、実店舗を構える必要はありません。
ネットオークションやフリマアプリは利用者が多く、集客には苦労しないでしょう。

せどり・転売のメリットは、特別なスキルが必要なく、仕入れに回せる資金がある程度あればすぐに始められる点です。
特定のジャンルやブランドに詳しい方は商品の目利きができるため、比較的安定した収益を見込めるでしょう。

ハンドメイド


ものづくりが得意な方は、スキルを活かしてハンドメイド商品を販売することもひとつの方法です。
近年は、BASEなど無料でネットショップを開設できるサービスがあり、誰でも気軽に自分のお店を持てます。

ただし、ネットショップを運営する場合、自らSNSを使って集客を行わなくてはいけません。
集客に自信がない場合は、ネットオークションやフリマアプリで自分の商品を販売する方法がおすすめです。

コンサルタント


コンサルタントとは、特定分野での専門知識やスキルを活かし、問題を抱えているクライアントにアドバイスをする仕事です。

営業・経営・マーケティングなど法人向けのコンサルタントだけでなく、結婚相談・ファイナンシャルプランニングなど個人向けのコンサルタントも存在します。

コンサルタントは基本的に事務所を構える必要がなく、報酬が比較的高い傾向にあるため、週末起業としてはおすすめです。高いスキルや知識が求められますが、本業での実務経験を活かせるジャンルを選べば始めやすいでしょう。

エンジニア


エンジニアとは、工学の専門知識や技術を持つ技術者のことです。
細かい仕事内容は業界や職種により異なりますが、主にシステムやソフトウェアの設計・開発・運用を行います。

近年はITエンジニアの需要がとくに高まっており、プログラマーは週末起業でも人気の職業です。

エンジニアの技術は、簡単に習得できるものではありません。
そのぶん需要も高いため、すでにスキルを持っている場合、週末起業でも高額な収入を得られる可能性があります。

週末起業のメリット

近年注目されている週末起業には、次のようなメリットがあります。

  • 低リスクで起業できる
  • 収入源を複数持てる
  • キャリアアップにつながる

独立を視野に入れている方はもちろん、本業の収入に不安を感じている方にも、週末起業はおすすめです。

週末起業のメリットを詳しく解説します。

低リスクで起業できる

週末起業のメリットは、会社を辞めてから起業する場合と比較して、失敗したときのリスクが低いことです。

起業直後は収入が安定しないことが多く、金銭面で不安を感じる方が多い傾向にあります。
しかし、本業からの収入もある週末起業では、たとえ事業がうまくいかなくても生活費に困ることはありません。

そのため、家族を養っている場合でも起業に反対されにくい傾向にあります。
事業が軌道に乗ってから独立する形を取れる週末起業は、リスクを抑えて起業したい方におすすめです。

収入源を複数持てる

収入源を複数持つことで精神的な余裕が生まれる点も、週末起業の大きなメリットです。
本業の収入に加えて週末起業からの収入も得られるため、会社への依存度が軽減されます。

収入源が一つしかないと、会社の倒産やリストラを常に心配する必要があり、たとえ会社に不満があっても簡単には辞められません。
収入源が複数あれば、会社を辞める自由が生まれ、退職後の生活費に対する不安も軽減されます。

週末起業を始めることで、仕事やお金に対するストレスが軽減され、より安心して生活できるようになるでしょう。

キャリアアップにつながる

総合的なビジネススキルが身に付き、自身のキャリアアップにつながる点も、週末起業を始めるメリットです。

ビジネスの立ち上げ・集客・販売・財務まですべて自分で行うため、キャリアの幅が広がるでしょう。
週末起業の経験は、独立した際に役立つだけでなく、転職時に好条件を提示される可能性も高めます。

週末起業で得たスキルが評価され、本業での昇進につながる場合もあるため、キャリアの幅を広げたい方にはおすすめです。

週末起業のデメリット

低リスクで挑戦できる点が魅力の週末起業ですが、次のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 自由に使える時間が減る
  • 本業に支障をきたす恐れがある
  • 会社に週末起業がバレる恐れがある
  • 確定申告を行う必要がある
  • 事業が軌道に乗るまでに時間がかかる
  • 退職時に失業保険がもらえない場合がある

上記のデメリットを理解した上で、週末起業を始めるべきかどうか検討しましょう。

週末起業のデメリットを詳しく解説します。

自由に使える時間が減る

週末起業のデメリットは、休日に事業を行うため、自由に使える時間が減ることです。
プライベートの時間を趣味に使いたい方や、休日はしっかりと休みたい方には、週末起業は向かないでしょう。

家庭を持っている場合、週末起業に取り組むことで家族との時間が減ることもあります。
家族から週末起業に反対される可能性があるため、事前に同意を得た上で取り組むことも大切です。

本業に支障をきたす恐れがある

休日に事業を行うことで心身の疲れが溜まり、本業に支障をきたす恐れがある点も、週末起業のデメリットです。

いくら事業への熱意があっても、まったく休日がない状態で取り組むと疲労が蓄積されてしまいます。
睡眠不足や疲労困憊になり、本業でミスをするリスクが高まるため、疲れを溜めすぎないように注意が必要です。

本業に支障を出さないためにも、適度に休みを取ることを意識しましょう。

会社に週末起業がバレる恐れがある

会社に週末起業がバレて問題になる恐れがある点も、デメリットの一つです。
副業が禁止されている会社の場合、週末起業も禁止事項に該当するため、懲戒処分の対象になる可能性があります。

必ず事前に会社の就業規則を確認し、副業が許可されている場合にのみ週末起業を行いましょう。

副業が許可されている会社は、完全許可と届出制の2通りがあります。
届出制の会社では、事前に申請書を提出する必要があるため、忘れないように注意してください。

確定申告を行う必要がある

週末起業で得た所得(※)が年間20万円を超えた場合、確定申告を行う必要がある点も、週末起業のデメリットです。
(※)所得とは、収入から経費を差し引いた金額です。

自分で税金を計算して申告しなくてはいけないため、慣れていない方はやり方がわからず苦労するかもしれません。

注意点として、申告内容に誤りがある場合、追徴課税の対象になる可能性があります。
確定申告の時期になって焦らないためにも、事前に申告方法を調べておきましょう。

会計ソフトを利用すると確定申告が楽になるため、導入をおすすめします。

事業が軌道に乗るまでに時間がかかる

事業が軌道に乗るまでに時間がかかる点も、週末起業のデメリットです。
週末の限られた時間で事業を行うため、フルタイムで事業に専念する場合と比較すると、収益が上がるまでに時間がかかります。

マーケティングや顧客対応の面で遅れを取ることも多く、競争の激しい市場ではとくに不利です。
できるだけ早く事業を軌道に乗せたい方には、週末起業は向かないでしょう。

退職時に失業保険がもらえない場合がある

週末起業で開業届を提出している場合、退職時に失業保険がもらえなくなる点もデメリットの一つです。
開業届を提出して週末起業を行っていると、再就職が完了していると判断され、失業保険の受給対象者から外れてしまいます。

起業初期の段階では安定した収入が得られないことが多く、失業保険があることで安心して事業に集中できる方も多いでしょう。
週末起業で独立する予定の方には、退職後の開業届提出をおすすめします。

週末起業で失敗しないためのポイント


週末起業で失敗しないためのポイントは、次のとおりです。

  • 自分の特技や好きなことを活かす
  • 初期費用を抑える
  • 無理のないスケジュール・仕事量にする
  • 事前に事業計画を立てる

上記を押さえておけば、無理なく週末起業に取り組めるため、成功率が高まるでしょう。

週末起業で失敗しないためのポイントを、詳しく解説します。

自分の特技や好きなことを活かす

週末起業で失敗しないためには、自分の特技や好きなことを活かせる事業を選ぶことが大切です。
自分の好きなことであればモチベーションを維持しやすいため、起業直後で上手くいかない時期もくじけずに継続できるでしょう。

特技も活かせる場合は事業が軌道に乗りやすく、週末起業であっても比較的早い段階で収益が上がると期待できます。

まったく知識のないジャンルに参入するよりも成功率が高まるため、ぜひ特技や好きなことを活かせる事業を探してみてください。

初期費用を抑える

週末起業での失敗を防ぐためには、初期費用をできるだけ抑えることが重要です。
高額な資金が必要な業種は、週末起業であってもリスクが高く、失敗したときの負担が大きくなります。

店舗を構える事業や大量の仕入れが必要な事業は、本業の収入があっても赤字になる恐れがあるため、注意が必要です。

失敗時の借金リスクを最小限に抑えるのであれば、実店舗を持たずに始められる業種や、仕入れが不要な業種がおすすめです。
仕入れが必要な業種に取り組みたい場合は、まずは少量の仕入れや低価格な商品の取り扱いから始め、徐々に規模を拡大しましょう。

事業で得た利益を仕入れに回すことで、無理なく事業を成長させることができます。

無理のないスケジュール・仕事量にする

週末起業での失敗を防ぐためには、無理のないスケジュール・仕事量で事業を行うことが大切です。
焦って短期間で成果を出そうとするあまり、オーバーワークに陥って体調を崩し、本業に支障をきたしてしまっては元も子もありません。

オーバーワークの状態が続くと、モチベーションが低下したり思考力や判断力が鈍ったりして、ビジネスの質が低下する恐れがあります。

限られた時間を有効に活用しながらも適度な休息を取り、バランスの取れた事業運営を心がけましょう。

事前に事業計画を立てる

週末起業での失敗を防ぐためには、事前の事業計画が必要不可欠です。
目標売上や達成したいことを明確にしておけば、迷わずに事業を進められます。

ただし、最初から大きな目標を設定することはおすすめできません。
あまりに高い目標は達成が難しく、途中でモチベーションを維持できなくなる恐れがあります。

起業直後は、事業運営に必要なスキルや知識が十分に備わっていないことが多いため、無理な目標を立てることは避けるべきです。

まずは、達成しやすい小さな目標を複数設定し、除々に目標を拡大していきましょう。
小さな目標を一つずつ達成することで、モチベーションを維持しながら事業を成長させることができます。

週末起業に関するよくある質問


週末起業に関する、次の疑問への回答をまとめました。

  • 週末起業と副業の違いは何ですか?
  • 週末起業とプチ起業は同じですか?
  • 週末起業で法人化しないほうが良いですか?

自身の悩みに合う内容がある場合は、ぜひ参考にしてください。

週末起業と副業の違いは何ですか?

週末起業と副業の違いは、事業の主体が自分にあるかどうかです。
事業の主体が自分にあり、雇用主が存在せず自分のビジネスを展開している場合は、週末起業に分類されます。

一方、アルバイトやパートなど雇用契約に基づいて収入を得る場合は副業です。

週末起業とプチ起業は同じですか?

週末起業とプチ起業はよく似ていますが、厳密には異なります。

プチ起業とは、規模が小さくリスクを最小限に抑えた事業を起こすことです。
週末しか稼働しない週末起業とは異なり、平日のスキマ時間も使う傾向にあります。

週末起業で法人化しないほうが良いですか?

週末起業での法人化には次のようなデメリットがあるため、おすすめできません。

  • 登記費用が10~25万円ほどかかる
  • 決算処理が複雑になる
  • 事業が赤字でも年間数万円の法人住民税を支払う必要がある
  • 退職時に失業保険がもらえなくなる

法人化することでかかる費用や手間が増えるため、事業が軌道に乗り本業を退職するまでは、個人事業主として事業を行うことをおすすめします。

週末起業は小さく始めるのがおすすめ

低リスクで挑戦できる週末起業ですが、高額な資金が必要な業種を選ぶと赤字リスクが高まるため、注意が必要です。
週末起業での失敗を防ぐためにも、初期費用はできるだけ抑え、小さく始めましょう。

週末起業におすすめのジャンルは、インターネットビジネスやせどり・転売、コンサルタントなどです。
インターネットビジネスは店舗を構える必要がなく、仕入れも不要なため、週末起業にはとくに適しています。

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