2025.10.29 起業ガイド

記帳代行で独立する方法6つ!経理経験を活かせる柔軟な働き方を解説

記帳代行で独立する方法6つ!経理経験を活かせる柔軟な働き方を解説

「このまま今の会社で経理を続けていても、将来が少し不安…」

「私の経理スキル、もっと誰かの役に立つ形で活かせないかな…」

長年培ってきた経理経験を活かせる「記帳代行」での起業に憧れつつも、「ブランクが長いから自信がない」「独立するための資金も知識もない」といった不安を持っている方は少なくありません。

この記事では、記帳代行起業をしたいと思っている方が抱える悩みや不安を解消し、起業後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための具体的なポイントを解説します。

本記事を読めば、あなたの経理経験という「強み」を記帳代行で活かし、リスクを抑えながら理想の働き方を形にする方法が見つかります。

記帳代行で独立するメリット3つ

記帳代行での独立が、なぜ経理経験を持つあなたにぴったりなのか、魅力的なメリットを3つご紹介します。

1. 経理経験があれば資格なしでもできる

「独立するには、税理士のような特別な資格が必要なのでは?」と思われがちですが、会計帳簿を作成する「記帳代行」業務自体には、特別な資格は必要ありません。

もちろん、日商簿記などの資格は知識の証明になりますが、それ以上にお客様から信頼されるのが、これまで培ってきた「実務経験」です。

請求書の発行、経費の精算、月次の締め作業といった現場での経験こそが、お客様が本当に求めているスキルであり、最大の武器になります。

2. 在宅で仕事ができるので家庭やプライベートと両立できる

記帳代行の仕事は、パソコンとインターネット環境さえあれば、どこでも行えます。つまり、自宅がそのままオフィスになります。

通勤時間はなくなり、その分を家事や自己投資の時間にあてることが可能です。

子どもの急な発熱や学校行事にも柔軟に対応でき、仕事と家庭のバランスを自分の裁量でコントロールできるのは、独立ならではのメリットです。

3. 独立初期でも低コスト・低リスクで始められる

独立と聞くと、多額の開業資金が必要なイメージがあるかもしれませんが、記帳代行は低リスクでスタートできるビジネスです。

店舗を構える必要も、高価な設備投資もいりません。

必要なのは、パソコンと毎月数千円から利用できるクラウド会計ソフトくらいです。

まずは小さく試してみたい方でも、安心して挑戦できます。

「私にもできるか不安…」「まずは話だけ聞きたい」と思っている方もいるでしょう。

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記帳代行で独立するための6つの方法

では、具体的にどうすれば独立への道筋を立てられるのでしょうか。

ここでは、ブランクやPCスキルに自信がない方でも安心して進められるよう、具体的な6つのステップに分けて解説します。

1. 自分の強み・経験を棚卸ししてからサービス設計する

自分のこれまでの経理経験を振り返り、「得意なこと」や「好きな業務」を書き出します。

「飲食店の経理を担当していた」「IT企業の月次決算が得意だった」「補助金の申請サポートをした経験がある」など、どんな些細なことでも構いません。

その「強み」を活かせる業界やお客様にターゲットを絞ることで、誰にでも対応できる人よりも、専門性が際立ち、お客様から選ばれやすくなります

2. 資格・スキルを活かした営業アピール術を身に付ける

あなたの経験やスキルは、お客様に伝えなければ価値として認識されにくいです。

「経理経験5年」「日商簿記2級保有」などの事実に加えて、「〇〇業界の経理として、月次決算の早期化に貢献しました」のように、具体的な実績を添えてアピールすることが大切です。

過去の守秘義務に触れない範囲で、どのような業務をどのくらいの期間担当したのかをまとめた簡単なポートフォリオ(実績集)を用意しておくと、お客様からの信頼度が上がります。

3. 無料ツールを活用して必要最低限の仕事環境を整える

ITツールが苦手な方でも、無料で高機能なツールがたくさんあります。

お客様とのやり取りには「Chatwork」や「Slack」、オンラインでの打ち合わせには「Zoom」、データの共有には「Googleドライブ」など、無料で使えるツールから試用するのがおすすめです。

多くのクラウド会計ソフトにも無料お試し期間があるので、実際に操作しながら自分に合ったものが見つけられます。

4. 最初の1件を獲得するためのオンライン・オフラインの集客

最初の1件は、実績と自信を得るためにも重要です。

オンラインでは、ココナラのようなクラウドソーシングサイトで、単価が低くても「実績公開OK」の案件でスキルを販売することをおすすめします。そこで得た評価が、次の仕事につながります。

オフラインでは、地域の商工会議所や、個人事業主が集まる交流会などに顔を出してみるのも有効です。

5. 「ありがとう」と言われるコミュニケーション術

記帳代行は、単なる入力作業ではありません。お客様の会社の根幹に関わる、責任ある仕事です。

だからこそ、丁寧なコミュニケーションが大切になります。

専門用語を避け、分かりやすい言葉で説明する、月に一度は簡単なレポートと共に進捗を報告する、何かお困りのことはありませんか、と一言添える小さな心遣いの積み重ねが、「あなたに任せてよかった」という信頼につながります。

6. 税理士と業務委託契約を結び仕事の幅を広げる

記帳代行として活動する上で、信頼できる税理士との連携は強力な武器になります。

あなたにはできない税務相談や確定申告の代行を税理士にお願いし、記帳に専念する協力体制の構築がおすすめです。

お客様にとってはワンストップで経理・税務を任せられるメリットがあり、あなたにとっては対応できる仕事の幅が広がり、税理士から新たな顧客を紹介してもらえる可能性も生まれます。

記帳代行で独立する際の4つの注意点

独立への道筋が見えてきたところで、最後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前に知っておくべき注意点を4つ紹介します。

1. 税理士法違反にならないように資格が必要な業務を理解する

税理士の資格がないと行ってはいけない「税理士の独占業務」が存在します。

具体的には、「税務相談」「税務書類の作成」「税務申告の代行」の3つです。

お客様から税金に関する相談をされても、個人的な見解を述べることはできません。

「専門外ですので、提携している税理士におつなぎしますね」と、毅然とした対応をすることが、あなたとお客様の双方を守ることにつながります。

2. 情報漏洩を防ぐセキュリティ対策とNDA締結する

お客様の経理情報を預かることは、会社の機密情報に触れることと同じです。

プロとして、最低限の3つのセキュリティ対策は必須です。

  • パソコンにパスワードを設定し、ウイルス対策ソフトを導入する
  • フリーWi-Fiなど安全でない回線で作業をしない
  • お客様とは事前にNDA(秘密保持契約)を締結する

これらの対策は、お客様に安心感を与え、プロとしての信頼を高めるうえで欠かせません。

3. フリーランスとして自信がないなら土日のみの副業で始めてみる

いきなり会社を辞めて独立することに不安を感じるのは、当然のことです。

もし自信がないのであれば、まずは会社員を続けながら、週末や平日の夜だけを使って副業として始めてみることをおすすめします。

副業であれば、収入の心配をせずに、自分のペースで仕事に慣れられます。

そこで数件の実績と「これならやっていけそう」という自信がついてから、本格的に独立を検討しても遅くはありません。

4. 年収アップが目的でもスキルに見合った価格設定をする

「ブランクがあるから」「最初の仕事だから」と、自分のスキルを安売りしてしまうのは、独立で失敗する典型的なパターンです。

不当に安い価格設定は、自分自身の首を絞めるだけでなく、業界全体の価値を下げることにもつながります

経理経験は、お金を払ってでも手に入れたい価値のある専門スキルです。

提供する業務内容と、お客様が得られる価値をきちんと説明し、自信を持って適正な価格を提示する必要があります。

記帳代行で独立を検討する人によくある質問3つ

ここでは、独立を考える多くの方が抱える3つの質問を紹介します。

Q1. 未経験・ブランクありからでも独立できますか

A1. はい、あなたの「実務経験」があれば十分に可能です。

経理の仕事は、数年のブランクがあっても、過去に培った実務経験が劣ることはありません。

むしろ、さまざまな現場を見てきた経験があなたの強みになります。

最新の会計ソフトの操作などは、少し勉強すればすぐに追いつけます。

大切なのは、完璧な知識よりも、お客様に寄り添い、真摯に対応する姿勢です。

Q2. 自分のペースで働くために工夫したことはありますか

A2. 「やらないこと」を決める勇気と、お客様との事前の「約束」が大切です。

例えば、「平日の17時以降と土日は連絡に対応しない」と自分のルールを決め、最初にお客様に伝えておくことが重要です。

また、「この作業は〇日かかります」と余裕を持った納期を提示することも、自分のペースを守るコツといえます。

お客様との信頼関係があれば、柔軟な働き方を理解してもらいやすくなります。

Q3. 失敗や挫折から学んだことを教えてください

A3. 多くの先輩方が語るのが「安請け合い」で疲弊した経験から学んだ「お客様を選ぶ」ことの大切さです。

独立当初、実績欲しさに相場よりかなり安い価格で仕事を受けた結果、修正依頼が重なり、時給換算すると数百円という事態に陥ったとの声を聞きます。

この経験から、多くの先輩方は価格だけでなく、お互いに敬意を払える関係性を築けるお客様と仕事をすることの重要性を痛感しました。

自分の価値を安売りしないことが、結果的に良い仕事と良いお客様につながります。

まとめ:記帳代行で独立するなら、あなたのペースで準備を始めよう

長年の経理経験は、思っている以上に価値があり、多くの経営者から必要とされているスキルです。

ブランクやパソコンスキルへの不安は、チャレンジし続けることで少しずつ自信に変わっていきます。

いきなり大きな目標を立てる必要はありません。この記事で紹介した「6つの方法」の中から、今日できそうなことを1つだけ選んで、始めてみませんか。

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