2026.09.06 起業ガイド
木工職人とは?年収の目安となり方・資格、独立して稼ぐ働き方
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「木を扱う仕事に就きたい」「木工職人として働いているけれど、この先の収入や独立のことが気になる」と考えていませんか。
ひと口に木工職人といっても、家具を作る人、建具を作る人、器や小物を作る人など、仕事の中身はさまざまです。どの分野を選ぶかで、働き方や収入、独立の形も変わってきます。
この記事では、木工職人の仕事の種類、年収の目安、木工職人になる方法と役立つ資格、向いている人、独立して稼ぐための働き方を解説します。
木工職人とは?主な仕事の種類
木工職人とは、木材を切る・削る・組み立てるなどの加工をして、製品を作る職人の総称です。主な分野は次のとおりです。
| 分野 | 主な仕事 | 主な働く場所 |
|---|---|---|
| 家具 | テーブルや椅子、収納家具などを作る | 家具メーカー、家具工房 |
| 建具 | ドアや引き戸、障子、ふすまの骨組みなどを作り、取り付ける | 建具店、工務店の協力会社 |
| 木工品・工芸 | 器やお盆、カトラリー、木のおもちゃ、伝統工芸品などを作る | 工房、産地の製造所 |
| 内装・造作 | 店舗や住宅のカウンター、棚などをその場に合わせて作る | 木工所、内装会社 |
家を建てる大工も木を扱う職人ですが、一般的には建築の職人として、木工職人とは区別されることが多くあります。
家具を作る職人の年収や、家具での独立については、「家具職人の年収」を解説した記事で詳しく紹介しています。この記事では、家具以外の分野も含めた木工職人全体について解説します。
木工職人の年収の目安
会社や工房に勤める木工職人の年収は、求人情報などを見ると300万円台〜400万円前後が中心です。見習いの時期は年収が低めで、経験を積んで責任者を任されるようになると上がっていく傾向があります。
年収は、分野や働く地域、会社の規模によっても変わります。例えば、建具や内装の仕事は、住宅や店舗の建築の需要に左右されやすい分野です。最新の数字は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)や求人情報で確認しましょう。
年収を上げる方法
- 技術の幅を広げる:設計や見積もりまでできるようになると、任される仕事が増えます
- 資格を取る:国家検定の技能士の資格は、技術の証明になります
- 独立する:自分で仕事を受けられるようになれば、収入を伸ばせる可能性があります(後で詳しく解説します)
木工職人になるには
技術を身につける3つの道
- 職業訓練校で学ぶ:都道府県の職業能力開発校などには、木工科を設けているところがあります。働きながら学べる短期のコースや、離職者向けの訓練もあります
- 専門学校や大学で学ぶ:家具や木工、インテリアのデザインを学べる学校もあります
- 工房や会社で働きながら学ぶ:木工所や工房に就職し、現場で先輩から技術を学ぶ方法です
木工職人に役立つ資格
- 家具製作技能士:家具づくりの技術を証明する国家検定です
- 建具製作技能士:建具づくりの技術を証明する国家検定です
- 木材加工用機械作業主任者:木工機械を一定の台数以上そろえた職場で必要になる技能講習の資格です。工房を構えてスタッフを雇う場合に関わってきます
木工職人に向いている人
- ものづくりが好きで、細かい作業をこつこつ続けられる人
- 木の種類や性質を学び続けられる人
- 刃物や機械を扱うため、安全への意識が高い人
- お客様の要望を聞き取り、形にすることが好きな人
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独立して稼ぐ木工職人の働き方
木工職人の独立には、大きな家具の受注以外にも、さまざまな形があります。いくつかを組み合わせて、収入の柱を複数持つのが、安定した独立への近道です。
木工小物のネット販売
器やカトラリー、まな板、木のおもちゃ、インテリア雑貨などの小物を、ネットショップやハンドメイドサイトで販売する形です。大きな家具より作る時間が短く、全国のお客様に届けられます。
なお、器やカトラリーなど食べ物に触れる製品を販売する場合は、食品衛生法の基準に合った塗料や仕上げを使う必要があります。
木工教室・ワークショップ
工房で木工教室を開いたり、イベントでワークショップを開いたりする形です。材料費以外の原価が少なく、参加者が作品を買ってくれるお客様にもなります。
建具・造作の工事の受注
工務店やリフォーム会社と協力して、建具や棚、カウンターなどを作って取り付ける仕事を受ける形です。継続的な仕事につながりやすい一方で、1件500万円(税込)以上の工事を請け負う場合は、建設業許可が必要になります。
修理・リメイク
古い家具や建具を直したり、思い出の家具を作り替えたりする仕事です。新品を作るより材料費が少なく、技術とていねいな仕事ぶりが評価されやすい分野です。
収入の例(仮の数字)
小物の販売・教室・修理を組み合わせた一人工房の場合
- 木工小物のネット販売:月20万円
- 木工教室(1回5,000円 × 月40人):月20万円
- 修理・リメイクの依頼:月15万円
- 売上の合計:月55万円
- 材料費・販売手数料・送料など:15万円
- 工房の家賃・電気代・機械の維持費など:12万円
- 手元に残る額:約28万円(税金・社会保険料の前)
このように、1つの仕事に頼らず、小物・教室・修理などを組み合わせると、月による売上の波をならしやすくなります。
独立するときの注意点
- 工房の場所:木工機械の音や粉じんが出るため、住宅地では近隣への配慮が必要です。用途地域によっては、工場としての使用に制限があることもあります
- 安全対策:刃物や機械によるけがに備え、集じん機や安全装置を整え、保険にも加入しておきましょう
- 小さく始める:最初は中古の機械や共同の工房を活用し、初期費用を抑えて始めると安心です
まとめ:木工職人は分野と働き方の選び方で、収入の伸ばし方が変わる
木工職人には、家具・建具・木工品・内装など、さまざまな分野があります。勤めて働く場合の年収は300万円台〜400万円前後が中心で、技術の幅を広げたり、技能士の資格を取ったりすることで、収入を上げられる可能性があります。
独立を目指すなら、小物の販売、教室、建具や造作の工事、修理などを組み合わせて、収入の柱を複数持つことが大切です。職業訓練校や工房で技術を身につけ、自分に合った分野と働き方を見つけていきましょう。
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