2026.09.29 起業ガイド
お絵描きクリエイターはあやしい?仕組みと見極め方を解説
Index
「絵を描くのが好きな自分でも、お絵描きクリエイターなら起業できるかもしれない」。
そう思って調べてみたら、「あやしい」という言葉が目に入り、不安になっていませんか。
結論から言うと、お絵描きクリエイターという仕事そのものは、実在するビジネスです。
ただし、講座の選び方や期待のしかたを間違えると、後悔につながることもあります。
この記事では、お絵描きクリエイターの仕事の中身、あやしいと言われる理由、講座を契約する前のチェックポイントを、中立的な立場で解説します。
読み終えるころには、自分にとって本当に進むべき道かどうかを、自分で判断できるようになります。
お絵描きクリエイターとはどんな仕事か
お絵描きクリエイターとは、手描きのイラストで物語を伝える「お絵かきムービー」を制作する人を指す呼び名です。
運営会社の説明によると、2012年にアメリカで広まった「Draw My Life」というスクライブアニメーションに着想を得たものです。
なお、「お絵かきクリエイター」は同社の登録商標です。
主な依頼主は、個人事業主や中小企業です。
自己紹介、商品やサービスの紹介、ブランドの想いなどを、イラストが描かれていく動画で表現します。
文字や写真だけでは伝わりにくい「人柄」や「想い」を、親しみやすく伝えられるのが特長です。
SNSやホームページ、セミナーの冒頭などで使われています。
運営会社は、「絵を描くのが好き」という才能を、イラスト単体ではなく「ブランディング」という単価の高い分野で生かす起業方法だと説明しています。
お絵描きクリエイターがあやしいと言われる理由
お絵描きクリエイターが「あやしい」と言われるのには、いくつかの理由があります。
| あやしいと感じる理由 | 実際のところ |
|---|---|
| SNS広告で「月収〇〇万円」を見かける | 成功例は一部で、全員が同じ成果を出せるわけではない |
| 講座の受講料が高額 | 数十万〜100万円前後とする口コミもあり、慎重な判断が必要 |
| 無料説明会から申し込みを勧められる | 起業講座によくある販売手法の一つ |
| ネットの評判が賛否に分かれる | 受講生の満足の声と、費用への不満の声が混在 |
大切なのは、「仕事として実在するか」と「講座が自分に合うか」は別の問題だということです。
お絵かきムービーの制作は、実際に対価が支払われているサービスです。
一方で、高額な講座を受ければ誰でも稼げるわけではありません。
好意的な口コミにも否定的な口コミにも、講座の紹介や別の商品の販売が目的のものが含まれることがあります。
一つの意見をうのみにしないことが大切です。
お絵描きクリエイターで稼ぐ仕組みと現実
お絵描きクリエイターの収益は、1本ごとの動画制作料が中心です。
動画の長さやヒアリングの深さによって、1本あたりの制作料は数万円から数十万円まで幅があります。
イラストの単品制作より、単価を上げやすいのは確かです。
ただし、稼げるかどうかを決めるのは絵の上手さだけではありません。
| 必要な力 | 内容 |
|---|---|
| ヒアリング力 | 依頼主の想いや強みを引き出す |
| 構成力 | 伝わるストーリーに組み立てる |
| 営業力 | 自分でお客様を見つけ、提案する |
| 継続力 | 実績が少ない時期も発信を続ける |
特に、フリーランスとして自分で仕事を取る営業力が欠かせません。
講座を修了しても、仕事が自動的に入ってくるわけではない点は、事前に理解しておきましょう。
高額講座を契約する前に確認すべきチェックポイント
お絵描きクリエイターに限らず、起業講座を検討するときは、契約前に冷静に確かめることが何より大切です。
| チェック項目 | 確認のポイント |
|---|---|
| 総額と支払い方法 | 追加費用やローン契約の有無を確認 |
| 成果の根拠 | 「月収〇〇万円」が何人中何人の実績か |
| サポート内容と期間 | 何をいつまで教えてもらえるかが書面で明確か |
| 解約・返金の条件 | クーリング・オフや中途解約のルール |
| その場で決めさせない | 「今日だけの特典」で即決を迫られないか |
借金をしてまで講座に申し込むのは避けましょう。
国民生活センターも、副業や情報商材に関して借金をさせる業者に注意を呼びかけています。
不安を感じたら、契約前でも消費者ホットライン「188」に相談できます。
詳しくは国民生活センター「情報商材」で確認できます。
講座に頼らず小さく試す方法
お絵描きクリエイターに興味があるなら、高額講座の前に、まず自分で小さく試してみるのがおすすめです。
タブレットと動画編集アプリがあれば、スクライブ動画の練習はすぐに始められます。
まずは自分の自己紹介動画を1本作ってみましょう。
次に、知人の事業紹介を無料か低価格で作らせてもらいます。
そして、「実際にお金を払ってでも欲しい」と言われるかを確かめましょう。
この段階で「作るのが楽しい」「もっと上手くなりたい」と感じたら、有料の学びに投資する価値があります。
講座を選ぶときも、実際に作品を作ったあとなら、必要なサポートが何かを具体的に判断できます。
お絵描きクリエイターに関するよくある質問
Q. 絵が上手くなくてもお絵描きクリエイターになれますか?
A. シンプルな線画でも、伝わるストーリーがあれば作品として成立します。
絵の上手さより、構成と伝える力が評価される場面が多い仕事です。
Q. 講座を受けないとお絵描きクリエイターになれませんか?
A. 講座は必須ではありません。
独学で制作を始める人もいます。
自分で試してから、必要に応じて学びに投資するのが後悔しない進め方です。
まとめ
お絵描きクリエイターは、仕事としては実在するものの、講座を受けるだけで稼げる仕組みではありません。
あやしいかどうかは、講座の中身と自分の目的が合っているかで判断しましょう。
まずは自分の自己紹介動画を1本作ってみてください。
その手応えこそが、進むべき道を教えてくれる一番確かな答えです。

