2024.06.06

コンサル歴10年の竹内が思うコンサルタントとは

コンサルタントという職種は、ある意味名乗った者勝ちな職種であるし、最近流行っているからか「コンサルタントになりたいです」と言う人にも時々出くわすが、そうした人にコンサルタントのイメージを聞くと、「頼られる存在」や「頭がいい人!」「なんかかっこいい!」いう答えが出てくる。

竹内は経営コンサルタント歴10年。

竹内なりのコンサルタントという仕事について、どんな仕事なのかを今日は記事を書いてみました。

僕自身も駆け出した最初は、漠然とした全体像でしか掴めなくて、職業の実態はわかりませんでしたが、10年本気でやり、あらゆる経験を通して本質を掴むことができたことで、僕は紛い物と本物の区別がつくようになりました。

そこに至るまでには、本を読んだり職業としてコンサルタントを名乗る人にも沢山会い、話を聞きもしました。

自分の会社でもコンサルタントの先生に今まで何人かお世話になったこともありますし、竹内自身も今までビジネスのこともそこに紐ずくプライベートでの課題解決件数を1000件以上こなしてきました。

そして、実務をこなす中で仕事として相手の会社に入ったり、クライアントと関わるとたいがいコンサルを雇うような会社には、過去にもいろいろなコンサルが入っている場合も多く、いろいろなタイプのコンサルタントの考え方や仕事の仕方にもふれてきました。

その経験や知見から言わせてもらうが、コンサルタントになりたい!と言う多くの人と、現在進行形でコンサルタントを名乗る人の中で、ほんとにコンサルタントになる上で必要な美学や能力を持っている人というのはまずほぼいないだろうと断言できます。

コンサルタントとは、ハイリスクな職業

コンサルタントの仕事とは、非常に心と体を酷使する業種です。
それゆえに、コンサルは心や体を壊しやすい職業ともいえます。

そんな向き不向きを選ぶ業種に適合できるような人間が、ただの流行なんて量産されるわけがまずありません。

そして、プロジェクト単位で見たらそれなりの金額をもらえているように見えても、それを時給ベースでみるとコンビニ店員以下の時給だったりします。

この時点で金目当ての人は、脱落します。

ただ、アプローチの仕方を間違えなければコンタルタントとは、めちゃくちゃ成長することができる職業であることは間違い無いと思いますが、たいがい成長とはできないことを嫌というほど自覚する体験と、苦手なことやわからないことをできるようになるまで発想の転換や実行し続けるというフローを回し続けなくてはならないものです。

そうした兼ね合いから僕からするとコンサルタントとは、クライアントに頼られる仕事でもなければ、頭が良ければ成立するような仕事ではなく、どちらかと言うと、人間目の深さ、経験、何が何でもやりきるんだという遂行能力・実行力がなければ成立しない職種だと思っています。

多分、コンサルタントという仕事をかっこいいと言う人は、コンサルタントのプロジェクト成功事例などの輝かしい部分を見て憧れを持つのだろうが、問題なのは、本当に見なくてはいけない点は、そこに至るまでのプロセスが、普通の仕事の日にはならないほどに生々しく、ドロドロで過酷である点です。

そして、それは当事者にならなくてはわからない点です。

多くの方が思うかっこいいコンサルタントとは、綺麗な仕事をしていたり、テキパキと周りを動かす頭が賢い人というイメージがあるかもしれませんが、実際は目標達成のために泥臭いことを淡々と平気でブレることなく、他人や感情にも流されず、必要があるなら自分自身の習慣も変えることが当たり前にできなければまずなることはできません。

ただこれは難しい。

なのでこの職業は、なれる人を選びます。

コンサルタントに向いている人とは

人は習慣を変えたがらない生き物です。

わかりやすい例が会社に行く通勤路や行きつけの店の存在である。

通勤路は何十年も変えないし、馴染みの店に行けば頼む定番メニューも決まってきますよね。

ですが本当にコンサルタントやろうと思うなら僕はあらゆるこだわりを捨てれるようになりなさい!とコンサルを志望する人には伝えたい。

定期的に通勤路を変えなさい。

自分のやりたいとかなりたいとかそういうこだわりでさえも、目の前の目標を達成するためには一度脇に置きなさい。
なんなら捨てなさいと伝えたい。

そうしなければ、相手の立場になって、本当に考えるということができない時もあれば、目の前の人に全力で行動起こしてもらうことができない時があり、そうなると途端と任されたプロジェクトは成果を出すことができずに終了となるでしょう。

もう一度言うが、基本的にお客様やお客様の社員は仕事のやり方を変えたくない。
変えたい人もいるが、それは少数だと心得た方がいい。

多くの人は変えたくない。

そういう人たちをいかにして説得するのかが本当のコンサルタントの仕事であり、技です。

大概の相手は、問題の本質ではなく、目の前の人でもなくその人の持つ価値観やその企業や人の習慣そのものだったりします。
それができた上で、初めて手段が正しいかや内容が問われるわけです。

提案や内容がどれほど正しかったとしても、それを提案するコンサルタントにどれほどの実績があったとしても目の前の人動かすことができなければ、コンサルタントとしては失格。

そして、信じて動いてもらえさえすれば成果が上がるというロジックを持つことは当たり前ですし、どうしたら信じてもらえるのか、その距離に自分自身が相手にハマることができるのか?といったコンサルタントという業種は、仕事をさせてもらう前段階のこうしたあらゆる障害を超えることができて、初めて自分の話を聞いてもらえるし、仕事をさしてもらえる変わった職業だと思います。

それでいて、相手の覚悟が足りない、こちらの指導力が足りなければやはりプロジェクトは失敗となります。

それは全て相手から見れば「コンサルが無能だから」起きたというふうに解釈をされますしが、これを当たり前の事実としてコンサルを名乗るなら受け入れ、受け止めなくてはなりません。

コンサルタントに向いている人か、どうかはそれができるかどうかです。

机上の空論や正しい論理を持ってしても結果を出すことができないコンサルタントが沢山いる理由はここです。
なので、コンサルタントという仕事はとても大変な仕事です。

そして、その心構えができるのであれば、先ほども言ったように名乗った者勝ちの職種ですし、コンサルタント業というのは成立するでしょう。

ただ、もう一度言いますが、自分自身の夢の実現や目標達成以上に相手の夢や目標達成に対し、身を粉にして向き合うことができるのか、時間を使うことができるのか?が、試されるのがコンサルタントという業種です。

そして僕が代表を務める株式会社Life Crayon Styleであれば、その必要性があるならあらゆる手段は躊躇することなく、使用します。

株式会社Life Crayon Styleのコンサルタントとは

全ては相手を勝たせるため、必要性があるならあらゆるどんな手段も使用します。

ただその技に溺れてしまわないように、技を扱うための美学や人としての人間教育には、余念を欠くことなく取り組んでいます。

人を相手する僕らコンサルタントは、当然人として普通の人たちよりも魅力や信頼を持ち合わせなくてはなりません。

そして紛い物では絶対にいけませんし、長い付き合いになるので確実に隠しことはまず見抜かれます。

それができることが大前提の当たり前の上に、あらゆる手法や計画やそのためのチームというものが存在してるだけの話です。
よって、仕事でしか結果があげられない人が、人の上に立つことはできない理由はここにあります。

自分自身の生き方にこだわるなんて自分のことなんだから他人のことに必死になるよりも簡単な話ですが、それ以上に相手の信念や理念の体現を生き方や組織レベルにまで反映させることができる。

その会社や組織、社長の考えの歯車に、自分自身がなれるかどうかが、この職業で結果を出し続けられる人と一過性で終わる人の差だと竹内自身は考えています。

つまり、人間力です。

力技でも頭の勝負でもありません。

特に、大企業相手にしている以外のコンサルタントに依頼してくるすべての企業は、自分自身の課題や悩みと言うものをしっかりと本質を捉え、言語化できていることなどまずありません。

よって、確実にこの記事で書いた衝突を避けることを考えたり、社長の顔色を見たり、自分のやり方にこだわることを優先してしまえば、たちまち無能コンサルタントのレッテルを貼られることになるでしょう。

この記事では、経営コンサル歴10年の竹内が思うコンサルタントに必要な能力と、株式会社Life Crayon Styleのコンサルスタンスについて書かせていただきました。

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