2025.11.28 起業ガイド

イベント業を起業するには?失敗しない資金調達と集客術

イベント業を起業するには?失敗しない資金調達と集客術

「自分のアイデアで、世の中を驚かせたい」。そんな情熱を持ってイベント業での起業を考えているあなたへ。

イベント企画は、多くの人を巻き込み、感動を生み出す素晴らしい仕事です。

しかし、いざ起業となると、「何をどのように始めたら良いかわからない」といった現実的な壁にぶつかります。

今回は、未経験からでもイベント会社を立ち上げ、失敗せずに軌道に乗せるための具体的な手順を解説します。

特に、多くの起業家が頭を抱える「資金調達」と「集客」に焦点を当て、プロが実践する成功のノウハウを余すところなくお伝えします。

イベント業の起業、まずはこの3つの準備から

イベント会社を設立するには、単に登記をするだけでは不十分です。

ビジネスとして成功させるためには、しっかりとした土台作りが必要です。

まずは、起業前に必ず済ませておくべき3つの準備について解説します。

1. 事業計画書の作成:夢を「数字」に変える

「面白いイベントをやりたい」という想いだけでは、銀行はお金を貸してくれませんし、協力者も集まりません。

自分のビジョンを、具体的な「数字」と「計画」に落とし込む必要があります。

  • ターゲット:誰に向けたイベントなのか?
  • 収益モデル:どこから(チケット、協賛金、制作費)収益を得るのか?
  • 収支計画:売上と経費の予測は?いつ黒字化するのか?

上記をまとめた事業計画書は、銀行からの信用を得るために非常に重要です。

お金の貸し借りがなかったとしても、自分の事業や文字や数字に書き出すことで、「何にいくら」「どれだけやるのか」など、進むべき方向性が見えてきます。

2. 必要な許可と資格の確認:法的なリスクをクリアにする

人をマッチングさせるような交流会であれば問題ないですが、コンサートやスポーツ大会、お祭りなどを開催するときには、イベントの内容によっては、様々な許可が必要になります。

  • 警備業認定:自社で警備員を配置する場合
  • 飲食店営業許可:イベントで食品を調理・提供する場合
  • 著作権申請:音楽を使用する場合(JASRAC等への申請)

無許可で営業すると、イベントの中止や処罰の対象となります。

企画段階で、必要な許可を洗い出し、準備を進めておくことが不可欠です。

3. 実績(ポートフォリオ)作り:信頼の証を用意する

実績のない会社に、大切なイベントを任せてくれるクライアントはまずいないです。

副業やボランティアでも構わないので、小さなイベントを企画・運営し、「実績」を作りましょう。

その時の写真や動画、企画書、集客数などのデータをまとめ、ポートフォリオとして提示できるようにしておきましょう。

実績づくりが、最初の案件獲得への近道です。

失敗しない「資金調達」の極意|お金の不安を解消する

イベント業は、会場費や出演料など、開催前に多額の費用が発生する「先行投資型」のビジネスです。

資金ショート(黒字倒産)を防ぐために、賢い資金調達の方法を知っておきましょう。

融資:日本政策金融公庫を活用する

創業時の資金調達として最も一般的なのが、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」です。

無担保・無保証人で利用でき、金利も低く設定されています。

審査を通す鍵は、前述の「事業計画書」の精度です。「この計画なら確実に返済できる」と担当者を納得させられるだけの、根拠のある数字を提示しましょう。

協賛金(スポンサー):企業のお金でイベントを作る

チケット収入だけに頼らず、企業から協賛金を集めることは、イベント経営を安定させるための重要なスキルです。

企業にとってのメリット(認知拡大、サンプリング、顧客データ獲得など)を明確に提示し、「御社のマーケティング活動の一環として、このイベントを活用しませんか?」と提案します。

企画書の中に魅力的な「協賛メニュー」を用意しておくことがポイントです。

クラウドファンディング:ファンと共に資金を作る

近年、注目されているのがクラウドファンディングです。

資金を集めるだけでなく、開催前からイベントの認知を広げ、熱狂的なファン(支援者)を作るプロモーションとしても機能します。

「このイベントを絶対に成功させたい!」という、あなたの熱い想いをストーリーとしてSNSやブログなどで発信し、共感を集めましょう。

人が集まる「集客術」|満席の会場を作るマーケティング

どんなに素晴らしいイベントも、人が来なければ失敗してしまいます。

ここでは、イベント集客に不可欠な、Webとリアルを組み合わせたマーケティング手法を解説します。

SNS活用:ターゲットに刺さる発信をする

Instagram、X(旧Twitter)、TikTokなど、ターゲット層に合わせたSNSを選びましょう。

単なる告知だけでなく、出演者の裏側や準備の様子、過去のイベントの盛り上がりなど、「行きたい!」と思わせるコンテンツを発信し続けます。

ハッシュタグの活用や、インフルエンサーとのタイアップも効果的です。

Web広告:興味のある層にピンポイントで届ける

SNS広告(Instagram広告、Facebook広告など)は、年齢、性別、興味関心などでターゲットを細かく絞り込めるため、イベント集客と非常に相性が良いです。

数千円から始められるので、まずは少額でテストし、反応の良いクリエイティブ(画像・動画)を見つけて、徐々に予算を増やしていくのが賢いやり方です。

リアルな繋がり:泥臭い営業も忘れない

Webだけでなく、リアルな場での告知も重要です。開催地域の店舗にチラシを置いてもらう、関連するコミュニティやサークルに顔を出して宣伝する、過去の参加者にDMを送るなど。

地道な活動が、最終的な集客数の底上げに繋がります。

まとめ:準備と戦略が、イベント成功の9割を決める

イベント業の起業は、華やかな当日の裏にある、地味で緻密な準備の積み重ねで成り立っています。

しっかりとした事業計画、安定した資金調達、そして戦略的な集客。

これらを一つひとつクリアしていけば、あなたの思い描く感動的なイベントは、必ず実現できます。そして、その成功体験が、次の大きな仕事へと繋がっていきます。

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