2025.10.18 起業ガイド
インテリアコーディネーターで起業!年収1000万稼ぐ仕事術
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「あなたのセンス、本当に素敵ね」。友人から褒められるそのインテリアの才能を、いつか仕事にしたいと夢見ていませんか?
インテリアコーディネーターの起業を考えているものの、「どうやって起業をしたら良いかわからない。」「あまりビジネスアイデアが固まっていない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、インテリアコーディネーターとして起業する方法やビジネスアイデア、成功に必要な具体的なステップを解説します。
この記事を読めば、インテリアコーディネーターとして成功するために大事なことが理解できます。
なぜ今、「個人のインテリアコーディネーター」が求められるのか?
「大手ハウスメーカーやリフォーム会社がいる中で、個人が活躍できる場所はあるの?」と不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、時代の価値観の変化に伴い、個人コーディネーターだからこそできる柔軟性や専門性が求められています。
個人のインテリアコーディネーター起業が、なぜチャンスなのか3つの理由を解説します。
理由1:「暮らしの質」への投資。家は“ただ住む場所”ではなくなった
コロナ禍を経て、私たちの家に対する価値観は大きく変わりました。
家はただ寝に帰る場所ではなく、働く場所や学ぶ場所、そして心から安らげる場所として、暮らしの質が重視されるようになりました。
人々は、自分のライフスタイルに完璧にフィットした、心地よい空間を手に入れるためなら、喜んでお金を払います。
専門的な提案力を持つインテリアコーディネーターへの需要が高まっています。
理由2:SNSがあなたの「動くポートフォリオ」になる時代
個人のインテリアコーディネーターが実力を証明する手段は、限られた施工事例の写真くらいしかありませんでした。
しかし、InstagramやPinterestといったSNSは、あなたのセンスを世界に発信するポートフォリオとなります。
あなたが手掛けた空間の写真はもちろん、コーディネートのポイント解説、家具選びのプロセス、そしてあなた自身のインテリアへの想い。
これらを発信することで、あなたの世界観に共感するファンが自然と集まります。
理由3:家具販売だけじゃない。多様な収益源で安定経営を目指せる
「インテリアコーディネーターは家具販売のマージンで稼ぐ」という考えは、もはや古くなっています。
現代では、あなたの知識とセンスを収益化する方法は多様化しています。
例えば、
・純粋な提案料としてのコンサルティングフィー
・特定のテーマに絞ったオンラインセミナーの開催
・ファンに向けたオンラインサロンの運営
・企業と組んでの商品開発コンサルティング
など。
これらの収益源を複数組み合わせることで、安定した経営基盤を築くことが可能です。
あなたはどちらで稼ぐ?インテリアコーディネーター3つの起業スタイル
インテリアコーディネーターとして起業するにあたり、収益の上げ方にはいくつかのスタイルがあります。
どのスタイルを主軸に置くかによって、ビジネスモデルは大きく変わります。
ここでは代表的な3つのスタイルを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
起業スタイル | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
1. コンサルティング特化型 | 物販は行わず、空間デザインの提案そのものをフィー(料金)としていただく、最も利益率の高いモデル。 | ・在庫リスクがゼロ ・高い専門性と価値を提供できる ・利益率が非常に高い |
・提案力と実績が問われる ・自身の価値を言語化し、価格に納得してもらう必要がある |
2. 物販連携型 | 提案と合わせて、家具やカーテン、照明などを販売し、その販売マージンも収益とするモデル。 | ・提案から納品まで一貫して関われる ・物販による継続的な収益が見込める |
・在庫リスクやメーカーとの交渉が発生する ・提案が「売り込み」と捉えられやすい |
3. オンライン特化型 | 対面での打ち合わせを行わず、図面や写真をもとにオンラインで完結させるモデル。 | ・場所を選ばず全国の顧客が対象 ・移動コストがかからず、低価格で提供しやすい |
・細かいニュアンスが伝わりにくい ・高い信頼性をWeb上で構築する必要がある |
成功しているインテリアコーディネーターの起業家は、まずコンサルティング特化型で自身の価値を確立しています。
その上で、顧客の要望に応じて物販を組み合わせる、というハイブリッドな戦略を取っています。
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9割が陥る「儲からないコーディネーター」3つの罠
インテリアコーディネーターとして起業したはいいものの、うまく稼げない。そんな方もよく見られます。
しかし、儲からないのは、ビジネスとして致命的な3つの罠にハマってしまうからです。次は典型的な3つの失敗パターンをご紹介します。
罠1:【無料提案の地獄】「契約に繋がらない提案」を繰り返し、時間を浪費する
「まずは無料で提案させてください」。
これは、多くのコーディネーターがやりがちな行動です。
良かれと思って何時間もかけ、プランボードや3Dパースを作成するかもしれませんが、お客様にとっては「無料でもらえる情報」でしかありません。
結果、あなたのアイデアだけをタダで盗まれ、契約には至らない…という「無料提案地獄」に陥ります。
あなたの時間と知識は決して無料ではありません。プロとして、その価値に見合った対価を最初から要求する勇気が必要です。
罠2:【自信のなさ】自分の価値を安売りし、「便利なアシスタント」で終わる
「私なんて、まだ経験が浅いから…」という自信のなさも、価値の安売りになります。
例えば、「コーディネート料は無料で、家具の割引分だけいただきます」といった料金設定です。
これでは、あなたはプロのコーディネーターではなく、家具を安く手配してくれる便利なアシスタントになってしまいます。
お客様の理想の暮らしをデザインするという、価値のある仕事に対して、正当な対価を得られていません。
罠3:【待ちの姿勢】SNSで綺麗な写真をあげるだけで、仕事が来ると信じている
Instagramに素敵なインテリアの写真を投稿し続けるのも重要ですが、それだけでは仕事の依頼は殺到しません。
お客様は、綺麗な写真を見たいだけでなく、「この人が、自分の悩みを解決してくれるプロなのか?」を知りたいと思っています。
あなたがどんな想いで仕事をしているのか、どんなお客様の暮らしをどう変えてきたのか。
「人柄」や「実績」が伝わる情報発信をしなければ、他のコーディネーターの中に埋もれてしまいます。
自ら価値を伝えに行くマーケティング活動が不可欠です。
年収1000万円を稼ぐ!「選ばれるIC」になるための5ステップ
では、どうすれば儲からない罠を回避し、年収1000万円以上を稼ぐ選ばれるインテリアコーディネーターになれるのでしょうか。
起業して成功するための具体的な5つのステップを解説します。
ステップ1:【ポジショニング】あなたは誰の、どんな暮らしをデザインする専門家?
最初のステップは、「何でもできるコーディネーター」を目指すのをやめることです。
「私は、〇〇な人のための、△△な暮らしをデザインする専門家です」という、あなただけの独自のポジションを確立しましょう。
例えば、「子育て世代のための、散らからない収納デザイン専門家」や、「都心で働く独身女性のための、ホテルライクな空間作りの専門家」などです。
ターゲットを絞ることで、競合との価格競争から抜け出すことができます。
ステップ2:【商品設計】「センス」を「高単価サービス」に変えるパッケージの作り方
あなたの「センス」や「知識」を、お客様が価値を感じ、お金を払いやすい商品の形に設計します。
「初回オンライン相談(60分 1万円)」「3LDKまるごとコーディネートプラン(30万円)」「リフォーム伴走プラン(50万円~)」といったように、提供するサービス内容と価格を明確にしたパッケージを作るのがポイントです。
これにより、お客様は何をしてもらえるのかが分かりやすくなり、あなたも提供価値に見合った料金を堂々と請求できるようになります。
ステップ3:【価格設定】自信を持って「提案料30万円」を請求できる値付けの哲学
提案料30万円と聞いて、高いと感じますか?
しかし、お客様が手に入れるのは、単なる家具のリストではありません。
「毎日の暮らしがときめく空間」「家族の会話が増えるリビング」「仕事に集中できる書斎」といった、その後の人生を豊かにする価値です。
お客様の人生に与えるプラスの変化を基準にすれば、自信を持って高い価格を提示できます。
ステップ4:【集客戦略】最初の顧客をどう獲得する?信頼を勝ち取る情報発信術
最初の実績作りが最も重要です。
まずは、友人や知人の家をモニターとして手掛けさせてもらい、その事例を写真付きでSNSやブログで詳しく紹介しましょう。
その際、単に綺麗な写真を載せるだけでなく、「なぜこの家具を選んだのか」「この配置にしたことで、お客様の暮らしがどう変わったのか」という、プロセスと結果を語ることが重要です。
このように価値の見える化を行うことで、「この人にお願いしたい」という気持ちを育みます。
ステップ5:【提案・営業術】「あなたにお願いしたい」と即決される、初回ヒアリングの極意
初回相談で1番大切なことは、お客様の理想の暮らしを、お客様自身よりも深く、解像度高くヒアリングし、言語化してあげることです。
「なぜ、そうしたいのですか?」「そうなったら、どんな気持ちになりますか?」と問いを重ね、お客様の潜在的な願望を引き出します。
そして最後に、「その理想の暮らし、私になら実現できます!」と、プロとして自信を持って宣言するのが重要です。
このプロセスで提案をすれば、押し売り感や営業感を出さずに、契約につなげられます。
まとめ:ICの仕事とは、お客様の「理想の未来」を形にするパートナーである
インテリアコーディネーターの起業は、お客様一人ひとりの価値観やライフスタイルに深く寄り添い、その人が本当に望む、理想の未来の暮らしを形にする素晴らしいお仕事です。
起業するにあたって、具体的なアドバイスやビジネスアイデアを聞いてほしい。起業をサポートしてほしいという方もいるかと思います。
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