2026.01.26 起業ガイド
おにぎり屋で起業!薄利多売を脱却して月商100万稼ぐ「専門店」の作り方
Index
「温かいおにぎりで、忙しい人のお腹と心を満たしたい」。そんな温かい想いを持って、おにぎり屋での起業を考えていませんか?
おにぎり専門店は、空前のブームを迎えており、小資本で始められる魅力的なビジネスです。
しかし、「単価が安いから儲からないのでは?」「コンビニに勝てるのか?」という不安もあるでしょう。
この記事では、おにぎりで月商100万円以上を稼ぎ出すための、具体的なメニュー戦略と開業ノウハウを徹底解説します。
最後まで読めば、おにぎりでどのように起業し、どのようなビジネス戦略で戦っていけば良いかがわかります。
なぜ今、「おにぎり専門店」が大ブームなのか?
「たかがおにぎり、家でも作れるじゃないか」。そう思うかもしれません。
しかし、今やおにぎりは家で作るものから、専門店で買うご馳走へと進化しています。
なぜ今、おにぎり専門店に行列ができるのか。その理由を3つの視点から解説します。
理由1:「ご馳走」へと進化したおにぎり。高単価でも売れる時代
かつてのおにぎりは、安くて手軽な軽食でした。
しかし、現在は「ぼんご」に代表されるような、具材がたっぷりと入った、ふんわりと握られた大きなおにぎりが人気を集めています。
一つ300円〜500円、中には1,000円を超える高級おにぎりも登場し、「プチ贅沢」として受け入れられています。
この単価アップが、ビジネスとしての収益性を大きく高めました。
理由2:テイクアウト・中食需要の定着。日常食としての強さ
コロナ禍を経て、テイクアウトや中食(なかしょく)が定着しました。
おにぎりは持ち運びやすく、冷めても美味しいという特性があり、テイクアウト需要に最適です。
また、パンや麺類と比べて毎日食べても飽きない「日常食」であるため、リピート率が高く、安定した売上が見込めます。
理由3:省スペース・少人数運営が可能。高い生産性と利益率
おにぎり屋は、大掛かりな厨房設備や広い客席を必要としません。
3坪程度の小さなスペースでも開業でき、テイクアウト専門なら一人で運営することも可能です。
家賃や人件費といった固定費を抑えられるため、損益分岐点が低く、利益が出やすいビジネスモデルと言えます。
あなたはどのスタイル?おにぎり起業3つのビジネスモデル
「おにぎり屋」と言っても、その形は一つではありません。
あなたの資金力、理想の働き方、そしてターゲットに合わせて、最適なモデルを選びましょう。
| ビジネスモデル | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 1. テイクアウト専門店 | 持ち帰り販売のみ。駅前や商店街などの小規模店舗。 | ・初期投資が安い ・少人数で運営できる ・回転率が高い |
・立地に売上が左右される ・天候の影響を受けやすい |
| 2. イートイン併設型 | 店内で飲食できるスペースを設ける。定食スタイル。 | ・客単価を上げやすい(汁物、惣菜) ・出来立てを提供できる ・ファンがつきやすい |
・広い物件と内装費が必要 ・接客スタッフが必要 ・回転率が下がる |
| 3. キッチンカー型 | 移動販売車でオフィス街やイベントに出店。 | ・家賃がかからない ・人が集まる場所に行ける ・ランチ難民に強い |
・出店場所の確保が難しい ・天候に大きく左右される ・仕込み場所が別途必要 |
9割が陥る「薄利多売」の罠|稼げないおにぎり屋の共通点
「安くすれば売れるはず」。
その考えが、おにぎり屋を廃業に追い込みます。
薄利多売は、大手チェーンの戦略であり、個人店が真似をするのは難しいです。
次は失敗するおにぎり屋の共通点をご紹介します。
罠1:【単価の低さ】おにぎり単品しか売らず、客単価が300円止まり
おにぎり1個の利益は数十円〜百円程度です。
単品販売だけでは、1日に何百個も握らなければ生活するのが難しいです。
稼げるお店は、おにぎりだけでなく、唐揚げや豚汁などのサイドメニューを充実させ、セット販売で客単価を800円〜1,000円に引き上げています。
罠2:【廃棄ロス】握りすぎて売れ残り、利益を捨ててしまう
「品切れは機会損失だ」と考え、大量に作り置きしていませんか?
売れ残ったおにぎりは、翌日に持ち越せず、すべて廃棄になります。これは利益をドブに捨てるのと同じです。
過去の販売データを分析し、時間帯ごとの製造数をコントロールするか、「注文を受けてから握る」スタイルを取り入れて、ロスを極限まで減らす必要があります。
罠3:【差別化不足】「コンビニでいいや」と思わせてしまう中途半端さ
コンビニのおにぎりは、安くてそこそこ美味しいです。
中途半端な味や価格では、「コンビニでいいや」となってしまいます。
「ここでしか食べられない具材」「圧倒的なボリューム」「こだわりの米と海苔」。
コンビニとは比較にならない、明確な違いを打ち出さなければ、選ばれることはないので差別化を図るのが重要です。
月商100万円を目指す!人気おにぎり屋の開業ロードマップ
では、どうすれば薄利多売を脱却し、月商100万円以上を稼ぐ人気店を作れるのでしょうか。
ここでは、開業準備から黒字化までの具体的な手順を、5つのステップで解説します。
ステップ1:【コンセプト設計】「誰の、どんなお腹を満たす店か?」
まずはターゲットを決めます。「忙しいビジネスマンのパワーランチ」「健康志向の女性のヘルシーランチ」「部活帰りの学生のおやつ」。
ターゲットが決まれば、おにぎりの大きさ、具材、価格、出店場所が決まります。
ステップ2:【メニュー開発】客単価800円を目指す「セット販売」の極意
看板メニューとなるおにぎりを開発すると同時に、セットメニューを作り込みます。
「おにぎり2個+豚汁+唐揚げ」のセットなど、満足感があり、かつ利益率の高い組み合わせを考えましょう。
具材は、定番の鮭や梅だけでなく、「卵黄醤油漬け」や「クリームチーズ」など、SNS映えする変わり種も用意して話題を作ります。
ステップ3:【物件選び】駅前?商店街?人通りと家賃のバランス
テイクアウト専門店なら、駅前や商店街の入り口など、人通りが多い場所が必須です。
ただし、家賃が高すぎると利益を圧迫します。
空中階や裏路地ではなく、視認性の良い1階路面店を選びましょう。
居抜き物件を活用すれば、初期費用を抑えられます。
ステップ4:【仕入れ・原価管理】冷めても美味しい「米」と「海苔」の選び方
おにぎりの命は「米」です。冷めても硬くなりにくく、甘みのある品種を選びましょう。
また、海苔や塩にもこだわることで、味のクオリティが格段に上がります。
生産者と直接契約したり、業務用卸を活用したりして、原価率を30%〜35%程度に抑える工夫が必要です。
ステップ5:【集客・販路拡大】「法人デリバリー」で安定収益を作る
店頭販売だけでなく、近隣のオフィスや会議室へのデリバリーを行いましょう。
「会議用弁当」や「ロケ弁」としての需要を取り込めれば、まとまった売上が確保できます。
チラシやFAXDMで法人営業をかけ、定期注文を獲得することが、経営安定の鍵です。
まとめ:おにぎり起業とは、日本の「食文化」と「元気」を届ける仕事
おにぎり屋の経営は、忙しい人に、手作りの温かさと栄養を届け、午後からの活力をチャージする仕事です。そ
の価値を信じ、ビジネスとして正しく届ける努力をすれば、あなたの握ったおにぎりは、多くの人を笑顔にし、あなた自身をも豊かにする、最高のご馳走になります。
ぜひこの記事を参考に、大好きなおにぎりで起業へと一歩踏み出してみましょう。
◯関連記事
・飲食店の起業|3年で潰さない!失敗しない開業手順と経営の鉄則
・移動スーパーで起業!儲かる?失敗しない始め方と仕事の取り方

