2026.01.16 起業ガイド
留学エージェント起業の仕組みとは?だれでも留学できる経営モデル
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「自身の留学経験を活かして留学エージェントの起業を目指しているものの、提携先の開拓や集客方法が分からず不安」
「大手のような広告費をかけられない状況で、個人で留学エージェントを起業し、安定収益を得られるイメージがわかない」
参入障壁が低い業界ではあるものの、「紹介料のみに頼るビジネスモデルの持続性」や「旅行業法との兼ね合い」など、実務的な懸念を解消できずにいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、未経験や副業の状態から留学エージェントを起業し、独自の強みを活かして紹介料以外の収益源を確保する、具体的な仕組みを紹介します。
内容を把握すれば、提携校の開拓やオンラインでの集客が分かり、自身の経験を収益に変える計画の参考になります。
留学エージェント起業の市場規模とビジネスモデルの仕組み
留学エージェントでの起業は、初期投資を抑えながら、自身の経験を直接的に収益へ転換できるビジネスモデルです。
市場規模の回復傾向や収益発生の仕組みを正しく理解すれば、個人事業主でも参入の好機を確実に見出せます。
ここでは、市場動向と収益構造を参考に、大手に負けない小規模起業について具体的に説明します。
2023年の留学生数は回復傾向にありアジア圏が増加
2023年以降、パンデミックの影響が薄れ、海外への留学生数は着実に回復しています。
特に、円安の影響を受けにくいフィリピンやマレーシアといったアジア圏への留学が注目を集め、需要が高まっている状況です。
欧米圏への留学と比較して費用が抑えられるため、学生のみならず社会人のリスキリング目的での渡航も増加傾向にあります。
アジア圏に特化したエージェント活動は、現在の市場ニーズに合致した選択です。
紹介料と手数料で成り立つ収益構造の基本
留学エージェントにおける主な収益源は、提携先の語学学校から支払われる紹介料と、利用者から受け取るサポート手数料の2種類です。
紹介料は学費の15%から30%程度が相場であり、留学生を送客した場合に学校側から支払われます。
サポート手数料は、ビザ申請の補助や現地情報の提供といった付加価値に対して設定する対価です。
この2つの収益源を組み合わせ、安定した経営基盤を構築します。
大手と個人の違いに見る参入余地の大きさ
大手エージェントは広告費を大量に投下し、幅広い国や学校を扱うことで多くの顧客を獲得する薄利多売モデルが主流です。
対して個人や小規模事業者は、特定の国や専門分野に特化し、手厚いサポートを提供すれば差別化を図れます。
顧客一人ひとりのニーズに深く寄り添う姿勢は、大手には真似できない大きな価値になります。
ニッチな領域で信頼を獲得すれば、個人でも十分に収益化が可能です。
留学エージェントで起業するには?必要資格と旅行業法の知識
留学エージェントの開業自体に特別な資格は不要ですが、業務内容によっては旅行業法に抵触する可能性があります。
法的なリスクを回避し、顧客と長期的な信頼関係を築くためには、関連法規への理解が欠かせません。
ここでは、旅行業登録が必要になる境界線や、トラブルを防ぐための契約書の重要性、信頼性を高める基準について説明します。
航空券手配の有無で変わる旅行業登録の要否
留学手配において、航空券や宿泊施設の手配を業として行い、手数料を受け取る場合は旅行業の登録が必要です。
しかし、留学生自身が航空券を購入する手助けや、提携先の寮を紹介するだけであれば、旅行業法には抵触しません。
自社で手配を行わず、提携する旅行代理店を紹介する形式をとれば、無資格でも安全に運営できます。
法律の境界線を正しく理解し、法令遵守の範囲内でサービスを提供します。
トラブル事例から学ぶ契約書作成の重要性
留学手続きでは、予期せぬキャンセルや現地でのトラブルが発生するリスクが存在します。
口頭での約束や曖昧なメールのやり取りだけでは、万が一の事態に対応できず、大きな損失や信用の低下を招きかねません。
キャンセル規定や免責事項を明記した契約書を作成し、申し込み時に顧客へ丁寧に説明し、同意を得る手続きが必要です。
明確な契約書は、顧客と自分自身を守る事業運営の必須ツールになります。
信頼性を担保する業界団体の基準
個人で開業する場合、公的な後ろ盾がないため、顧客からの信頼獲得に苦労するケースが少なくありません。
一般社団法人海外留学協議会(JAOS)などが定めるガイドラインを参照し、自社の運営基準に取り入れることが必要です。
業界標準の倫理規定や約款遵守の姿勢をWebサイト等で明示すれば、顧客に安心感を与えられます。
第三者機関の基準に準拠した運営を行い、社会的な信用力を高めます。
留学エージェントを個人事業主で起業する資金と準備手順
個人事業主として留学エージェントを始める場合、大規模なオフィスや多額の設備投資は必要ありません。
適切な手順で準備を進めれば、リスクを最小限に抑えたスモールスタートが実現します。
ここでは、開業に必要な手続きやコスト削減の方法、そして最も肝心な提携校開拓のアプローチについて具体的に解説します。
開業届の提出と事業用口座開設の流れ
事業を開始するために、税務署への開業届の提出は必須の手続きであり、青色申告承認申請書も同時に提出します。
屋号付きの銀行口座を開設すれば、プライベートな資金と事業資金を明確に区分でき、顧客や取引先からの信用も向上します。
開業届の控えは、口座開設やオフィス契約の審査で求められる場合があるため、保管が必要です。
公的な手続きを確実に済ませ、事業主としての自覚を持ちます。
初期費用を抑えた自宅開業とオンライン運営
初期費用を抑えるため、自宅を事務所として兼務し、カウンセリングや事務作業をオンラインで完結させる手法が有効です。
ZoomやGoogle Meetなどのツールを活用すれば、全国どこに住む顧客に対してもサービスを提供できます。
家賃や通勤費などの固定費を削減し、その分をWebサイト制作や集客のための広告費に回す運用が賢明です。
低コストでの運営体制を整え、利益率の高いビジネスを目指します。
提携校を直接開拓するメール営業の具体策
エージェントとして活動するには、留学生を受け入れてくれる語学学校との提携契約が必要です。
各学校の公式Webサイトにある問い合わせフォームや担当者宛のメールアドレスへ、提携希望の旨を英語で連絡します。
送客実績の見込みや、自社独自の集客プランを具体的に提示し、相手にとってのメリットを伝えることが有効です。
積極的な営業活動を行えば、有利な条件での契約締結につながります。
留学エージェント起業で成功する集客と差別化の3つの工夫
数ある競合の中から選ばれる存在になるためには、他社にはない独自の強みを打ち出す必要があります。
ターゲットを絞り込み、SNS等を活用して見込み客との接点を増やす取り組みが欠かせません。
ここでは、専門性の確立や情報発信のポイント、さらに紹介料だけに依存しない収益モデルの多角化について提案します。
特定の国やジャンルに特化した専門性の確立【フリーランスでも可能】
特定の国や地域、または「IT留学」「親子留学」といった特定のジャンルに特化し、専門性を高める方法が有効です。
「何でも扱います」といったスタンスよりも、「この分野なら誰にも負けません」と打ち出す姿勢が、顧客の記憶に強く残ります。
自身の留学経験や現地での人脈を活かせる分野を選定し、深い知識と情報量のアピールが有効です。
オンリーワンのポジションを築き、指名されるエージェントになります。
SNSとブログを活用した見込み客の獲得【だれでも留学できる】
InstagramやYouTube、ブログなどのメディアを活用し、留学生活のリアルな情報や役立つノウハウを継続的に発信します。
綺麗な写真だけでなく、苦労話や現地での失敗談など、等身大のコンテンツは共感を呼び、ファンを増やす効果があります。
発信を通じて自身のキャラクターや価値観を伝え、顧客との信頼関係を構築するプロセスが重要です。
質の高い情報発信を続け、広告費をかけずに集客します。
紹介料以外の収益源を作るサポートの有料化【儲かる仕組みの構築】
語学学校からの紹介料に加え、独自の有料サービスを展開すれば、より安定した収益構造の構築が可能です。
出発前の英会話レッスンや、帰国後のキャリア相談、現地生活のコーチングなど、顧客の不安を解消するサービスを商品化します。
「無料エージェント」が多い中で、単価アップを目的に、有料でも価値があると感じてもらえる質の高いサポートの提供が狙いです。
複数のキャッシュポイントを持ち、持続可能な事業モデルを実現します。
まとめ:留学エージェント起業は信頼と専門性が安定の基盤
留学エージェントの起業は、華やかなイメージの裏側で、地道な信頼構築と専門知識の積み上げが求められる仕事です。
市場の動向を見極め、法的なリスクを管理しながら、顧客にとって唯一無二の価値を提供し続ける姿勢が成功へとつながります。
自身の強みを活かした独自のビジネスモデルを確立し、留学生の未来を支えるパートナーとして活躍する姿勢が必要です。
あなたの熱意と行動力が、新しい留学のスタンダードを創り出します。
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