2026.01.22 起業ガイド
オーストラリアで起業するには?ビザ取得から稼ぐビジネスモデルまで
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「豊かな自然と、安定した経済。オーストラリアでビジネスをして暮らしたい」。
そんな夢を描いたことはありませんか?
オーストラリアは、高い生活水準と親日的な国民性から、日本人にとって魅力的な移住先の一つです。
しかし、外国での起業には、ビザや法律、高額な人件費など、高いハードルが存在します。
この記事では、ビザの知識や資金の目安、そしてオーストラリアで成功するための具体的なビジネスモデルを、プロの視点で徹底解説します。
これを読めば、オーストラリアの起業で必要な準備や成功へのヒントが得られるので、実際に起業へと行動を移せます。
なぜ今、「オーストラリア起業」が日本人にとってチャンスなのか?
オーストラリアでの起業は「物価も高いし、ビザも厳しいのでは?」とそう思うかもしれません。
しかし、オーストラリアは依然として、日本人にとって大きなビジネスチャンスが眠る国です。
その理由を3つの視点から解説します。
理由1:安定した経済成長と高い消費意欲
オーストラリアは、先進国の中でも稀に見る、長期間にわたる安定した経済成長を続けています。
国民の所得水準も高く、良いものにはしっかりとお金を払う消費文化が根付いています。
日本のようなデフレマインドとは無縁の市場で、高単価なビジネスを展開できる可能性があります。
理由2:親日国であり、日本文化への関心が高い
オーストラリアは親日国として知られ、日本食や日本のアニメ、文化に対する関心が高いです。
「日本人がやるビジネスなら安心だ」「日本品質なら間違いない」。
この信頼感は、ビジネスを始める上で強力なアドバンテージとなります。
特に、食や美容、サービス業において、日本ブランドは高い競争力を持っています。
理由3:多文化共生社会で、外国人起業家に寛容
オーストラリアは移民国家であり、多様な文化を受け入れる土壌があります。
外国人起業家に対しても比較的寛容で、ビジネスのルールも透明性が高いです。
英語が公用語であるため、世界中から情報や人材を集めやすいのも大きなメリットです。
オーストラリア起業の最大の壁「ビザ」と「資金」のリアル
オーストラリアでの起業は、まず現実的なハードルをクリアしなければなりません。
避けて通れないのが、ビジネスビザの取得とそれに伴う資金です。
ビジネスイノベーション・投資ビザ(サブクラス188)
オーストラリアで本格的に起業し、経営者として滞在するために一般的なのが「ビジネスイノベーション・投資ビザ(サブクラス188)」です。
取得のためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 年齢:55歳未満であること。
- ポイントテスト:年齢、英語力、学歴、ビジネス経験、資産などを点数化したテストで、65点以上を獲得すること。
- 資産と売上:一定額以上の純資産(例:80万豪ドル以上)や、過去のビジネスでの売上実績(例:50万豪ドル以上)が求められます。
ビザの要件は頻繁に変更されるため、専門の移民弁護士(マイグレーションエージェント)と綿密な計画を立てることが不可欠です。
会社設立と初期費用の目安
ビザ取得のための資産とは別に、会社設立や店舗取得などの初期費用がかかります。
- 会社設立費用:ASIC(オーストラリア証券投資委員会)への登録料などを含め、約1,000〜2,000豪ドル。
- 店舗取得費:シドニーやメルボルンなどの主要都市は家賃が高騰しており、保証金や内装費で数千万円かかることもあります。
- 人件費:オーストラリアの最低賃金は世界最高水準です。スタッフを雇う場合、高額な人件費を覚悟しなければなりません。
オーストラリアで成功する!おすすめビジネスモデル3選
「何をするか」が成功の鍵です。
オーストラリアの市場特性と日本人の強みを活かせる、3つの有望なビジネスモデルを紹介します。
| ビジネスモデル | ターゲット | 成功のポイント |
|---|---|---|
| 1. 日本食・ラーメン店 | 現地の人々、アジア系移民 | 「本物の味」と「日本流の接客」。ラーメン、寿司、居酒屋などが人気。高単価でも受け入れられる。 |
| 2. 美容・リラクゼーション | 現地女性、富裕層 | 日本の繊細な技術(ネイル、マツエク、ヘアカット)とホスピタリティ。チップ文化もあり収益性が高い。 |
| 3. 輸出入・貿易 | 現地小売店、EC利用者 | 日本の高品質な製品(文房具、雑貨、食品)を輸入販売。または、オーストラリアのオーガニック製品を日本へ輸出。 |
失敗しないための「オーストラリア流」経営戦略
日本での成功体験が、オーストラリアで通用するとは限りません。
現地の商習慣や文化を理解し、適応することが重要です。
「高コスト・高単価」モデルを構築する
前述の通り、オーストラリアは人件費も家賃も高いです。
日本のような「安くて良いもの」を提供する薄利多売モデルは、すぐに破綻します。
「高くても良いもの」を提供する高付加価値モデルを構築し、しっかりと利益を確保する価格設定にすることが、生存の絶対条件です。
ワークライフバランスを尊重する
オーストラリア人は、仕事よりもプライベートや家族との時間を大切にします。
残業を強要したり、休日出勤を求めたりすると、すぐにスタッフは辞めてしまいます。
現地の労働文化を尊重し、効率的に働く仕組みを作ることが、良い人材を確保する鍵です。
M&A(事業買収)という選択肢も検討する
ゼロから立ち上げるのではなく、既存のビジネスを買収する(M&A)のも一つの手です。
すでに売上や従業員、ビザの実績がある会社を引き継ぐことで、立ち上げのリスクを減らし、スムーズにビザを取得できる可能性があります。
特に、飲食店やサロンなどはM&Aの案件が多く出ています。
まとめ:オーストラリア起業は、人生を変える冒険である
オーストラリアでの起業は、ビザの壁、資金の壁、言葉の壁。
しかし、それらを乗り越えた先には、大好きな国で、自分のビジネスを持ち、理想のライフスタイルを送るという、何物にも代えがたい喜びが待っています。
徹底的な準備と、挑戦する勇気があれば、夢は必ず実現できます。
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