2026.01.16 起業ガイド

バングラデシュで起業!最後のフロンティアで成功する5つの鉄則

バングラデシュで起業!最後のフロンティアで成功する5つの鉄則


「アジア最後のフロンティア」バングラデシュ。

人口1億7000万人、平均年齢27歳という圧倒的なエネルギーに満ちたこの国で、自分のビジネスを試してみたい。

そんな野心をお持ちの方もいるのではないでしょうか。しかし、バングラデシュは甘い国ではありません。

インフラの未整備、複雑な官僚主義、文化の壁…。生半可な覚悟では、撤退を余儀なくされます。

この記事では、バングラデシュ起業のリアルな厳しさを直視しつつ、そのカオスを乗り越え、成長市場で成功を掴むための、実践的な経営戦略と開業ノウハウを徹底解説します。

これを読むことで、バングラデシュ起業でどのような準備が必要で、どんなことに注意すべきかがわかります。

なぜ今、「バングラデシュ」が世界中の起業家を惹きつけるのか?

「なぜ、わざわざバングラデシュなのか?」。周囲からはそう聞かれるかもしれません。

しかし、世界の投資家や起業家は、すでにこの国のポテンシャルに気づき、動き始めています。

なぜ今、バングラデシュが熱いのか。その理由を3つの視点から解説します。

理由1:人口ボーナス期真っ只中。消費市場としての爆発力

バングラデシュの人口は日本の約1.4倍、国土は北海道の約2倍。

都市国家を除くと、世界一の人口密度を誇り、街中には人が溢れかえっています。

しかも、平均年齢は27歳と非常に若く、これから労働力と消費が爆発的に伸びる「人口ボーナス期」が長く続きます。

モノが売れない先進国とは対照的に、作れば売れる、サービスを提供すれば人が集まる。そんな高度経済成長期のような熱気が、ここにはあります。

理由2:親日国であり、日本ブランドへの信頼が厚い

バングラデシュは、世界有数の親日国です。

かつて日本が独立を支援し、長年にわたりODA(政府開発援助)でインフラ整備に貢献してきた歴史があるため、現地の人々は日本人に対して非常に好意的です。

「日本人がやるビジネスなら安心だ」「日本品質なら間違いない」。

この信頼感は、ビジネスを始める上で、他国にはない強力なアドバンテージとなります。

理由3:ITと製造業の二刀流。安価で優秀な人材の宝庫

バングラデシュは、縫製業(アパレル)の世界的な拠点であると同時に、政府主導でIT人材の育成に力を入れています。

英語が堪能で、高いスキルを持つエンジニアや、勤勉なワーカーを、日本では考えられないような低コストで採用することができます。

この「安価で優秀な人材」こそが、スタートアップ企業の成長を加速させるエンジンとなります。

あなたはどの分野で挑む?バングラデシュ起業3つの有望モデル

「バングラデシュで何をやるか」。

その選択肢は無限にありますが、日本人の強みを活かしやすく、成功事例が多いモデルは限られています。

ここでは、代表的な3つのビジネスモデルを紹介します。自分のスキルや資金に合わせて、最適な戦い方を選びましょう。

ビジネスモデル 概要 メリット 成功の鍵
1. ITオフショア開発 現地のエンジニアを採用し、日本のシステム開発案件を受注・開発する。 ・開発コストを大幅に削減
・優秀な理系人材が豊富
日本品質を担保するためのブリッジSEの育成と、細やかなマネジメント。
2. アパレル・雑貨製造 現地の工場で製品を製造し、日本や欧米へ輸出する(D2Cなど)。 ・縫製技術が高く、コストが安い
・小ロット対応可能な工場もある
納期管理と検品体制の徹底。現地の商習慣への理解。
3. 現地向けサービス 拡大する中間層向けに、飲食、教育、物流などのサービスを提供する。 ・市場規模が巨大
・先行者利益を得やすい
現地の文化や好みに合わせたローカライズ(現地化)。

9割が撤退する「バングラの壁」|失敗する日本人の共通点

「バングラデシュに行けば何とかなる」。そんな甘い考えで渡航し、半年も経たずに撤退する日本人は後を絶ちません。

彼らが失敗する原因は、現地のカオスに耐えられなかったからです。

ここでは、起業家を待ち受ける3つの壁を解説します。

壁1:【パートナー選びの失敗】信頼していた現地人に裏切られる

バングラデシュでの起業において、現地パートナーの存在は不可欠です。

しかし、外国人であるあなたを利用しようとする怪しい人物も近づいてきます。

「政府にコネがある」「許認可をすぐに取れる」。

そんな甘い言葉に乗って出資し、お金を持ち逃げされたり、会社を乗っ取られたりするトラブルは日常茶飯事です。

人を見る目を養い、契約書を交わし、決して相手に依存しすぎないリスク管理が必要です。

壁2:【日本基準の押し付け】「納期厳守」「品質管理」が通じない

「5分前行動」「約束を守る」。

日本では当たり前のことが、バングラデシュでは通用しません。

渋滞で遅れるのは当たり前、停電で作業が止まるのも日常、家族の事情で突然休むこともあります。

これに対して「なぜできないんだ!」と怒っても、事態は悪化するだけです。

現地の文化や事情を理解し、余裕を持ったスケジュールを組み、粘り強く指導する「忍耐力」と「柔軟性」が求められます。

壁3:【資金ショート】許認可の遅れや賄賂…想定外のコストと時間

会社設立の手続きやビザの取得、銀行口座の開設など、行政手続きは非常に複雑で時間がかかります。

担当官によって言うことが変わったり、袖の下(賄賂)を要求されたりすることも珍しくありません。

予定していた期間で営業開始できず、売上が立たないまま運転資金が底をつく。これが最も多い撤退パターンです。

資金とスケジュールには、日本の3倍の余裕を持たせておくべきです。

カオスを生き抜く!バングラデシュ起業ロードマップ

では、どうすればこのカオスを乗り越え、ビジネスを軌道に乗せることができるのでしょうか。

ここでは、準備から設立、運営までの具体的な手順を、5つのステップで解説します。このロードマップに沿って、慎重かつ大胆に行動しましょう。

ステップ1:【現地視察】まずは「住んでみる」。空気感と生活コストを肌で知る

いきなり会社を作るのは危険です。

まずは観光ビザで渡航し、数週間から数ヶ月、現地で生活してみましょう。

ダッカの渋滞、食事、インターネット環境、そして人々の熱気。

これらを肌で感じ、「ここで暮らしていけるか」を自問自答してください。

また、現地の日本人コミュニティに参加し、先輩起業家からリアルな情報を集めることも重要です。

ステップ2:【会社設立とビザ】BIDA(投資庁)への登録と銀行口座開設

ビジネスを行う決意が固まったら、会社設立の手続きに入ります。

まずはBIDA(バングラデシュ投資開発庁)への登録を行い、銀行口座を開設して資本金を送金します。

その後、登記局(RJSC)での登記、トレードライセンス(営業許可)の取得、納税者番号(TIN)の取得などを進めます。

これらは非常に複雑なため、信頼できる現地の弁護士やコンサルタントのサポートが必須です。

ステップ3:【パートナー探し】弁護士、会計士、そして「右腕」となる現地人

法務・税務の専門家はもちろんですが、何より重要なのは、あなたのビジネスを現場で支えてくれる右腕となる現地スタッフの採用です。

日本語が話せるだけでなく、あなたのビジョンに共感し、他のスタッフとの橋渡し役になれる誠実な人物を見つけましょう。

彼らの存在が、あなたのビジネスの成否を分けます。

ステップ4:【人材採用】優秀な若手を採用し、日本流を「現地化」して教える

スタッフの採用では、スキルだけでなく「素直さ」や「学習意欲」を重視しましょう。

そして、採用後は日本流のやり方を一方的に押し付けるのではなく、「なぜそうするのか」という理由を丁寧に説明し、彼らの文化に合わせてアレンジ(現地化)して教えることが大切です。

彼らが成長し、自走し始めた時、ビジネスは大きく加速します。

ステップ5:【リスク管理】常に「プランB」を用意する、柔軟な経営判断

政情不安、自然災害、ルールの変更。バングラデシュでは、何が起こるか分かりません。

一つのプランに固執せず、常に「もしダメだった場合どうするか」というプランB、プランCを用意しておくことが重要です。

トラブルが起きても「まあ、バングラだから」と笑い飛ばせるくらいのタフさと、柔軟な経営判断が、あなたを成功へと導きます。

まとめ:バングラデシュ起業とは、不条理の中で「希望」を創る仕事

バングラデシュでの起業は、日本での起業の何倍もハードです。

停電で作業が止まり、渋滞で商談に遅れ、契約書が紙切れ同然になることもあります。

しかし、そんな不条理の中でも、目を輝かせて働く現地の若者たちや、あなたのサービスを喜んでくれる人々に出会った時、日本では感じられない強烈な「生きている実感」と「ビジネスの手応え」を得られるはずです。

カオスを楽しめるあなたなら、きっと成功できます!

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