2026.01.21 起業ガイド
メタバースで起業は儲かる?副業から独立に変える5つの方法
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「メタバースに可能性を感じるけど、どうやって稼げばいいか見当もつかない」
「自分のクリエイティブスキルを活かして、副業からでも新しい収入源を作りたい」
メタバースで起業する未来に心惹かれても、「具体的な収益モデルが描けない」「どのプラットフォームで活動すれば良いか不明瞭」、そして「個人で本当に生活できるのか」など現実的な懸念が、あなたの行動を鈍らせているかもしれません。
本記事では、個人のクリエイターや企画者が副業から着実に収益を上げ、最終的に起業するための具体的な5つの方法を解説します。
記事を読めば、あなたが持つスキルをメタバース空間で高単価なビジネスに変える具体的な方法がわかり、仮想空間で経済的自立を達成するための行動計画が立てられます。
メタバースで起業する将来性【市場は6.8倍に拡大】
メタバースでの起業を考えるうえで、重要なのは将来性です。総務省「情報通信白書」のデータが示す通り、国内のメタバース市場は驚異的なスピードで成長しています。

出典:総務省|日本のメタバース市場規模(売上高)の推移と予測
グラフを見ると、2024年(見込)の2,750億円から、わずか4年後の2028年には1兆8,700億円へと、市場規模が約6.8倍にまで拡大すると予測されています。
XR技術の進化や通信環境の高速化を背景に、仮想空間は単なるエンターテイメントの場から、新たな経済活動の舞台へと急速に変化しています。
大手企業の参入が加速する現在の市場環境
市場の有望性は、国内外のトップ企業が巨額の投資を行っている事実からも明らかです。
Meta社(旧Facebook)やMicrosoft社といった巨大IT企業はもちろん、国内でもソニーグループやKDDIなどが独自のメタバースプラットフォーム開発に力を入れています。
大手企業が市場のインフラを整備し、多くの利用者を呼び込むことで、結果として個人クリエイターや小規模な事業者が活躍できる土壌が整備されつつあります。
個人クリエイターが主役になれる理由は多様で創造的なコンテンツ
「大企業がひしめく中で、個人が成功するのは難しいのでは」と感じるかもしれません。
しかし、メタバースの魅力は、ユーザーを惹きつける多様で創造的なコンテンツにあります。
企業が提供するプラットフォームという舞台のうえで、人々を本当に楽しませるアバターやワールド、イベントといったコンテンツを生み出すのは、個人のユニークな発想やスキルです。
企業の作る大きな流れの中で、個人の創造性こそが価値を生み出します。
コロナ禍以降に生まれた新たな経済圏の可能性
コロナ禍を経て、働き方やコミュニケーションの形は変わりました。
オンラインでの活動が日常になった今、メタバースは物理的な制約を超えた新しい経済圏としての役割を担い始めています。
バーチャルオフィスでの会議や、仮想空間での展示会、アバターを介した接客など、ビジネスの可能性は無限に広がっています。
場所に縛られずに世界中の人々とつながり、新しい価値を提供できる環境が整い始めました。
メタバース起業を副業から可能にする事業5選
メタバースでの起業は、特別な機材がなくてもパソコンだけで始められる事業領域が広がっています。
初期投資を抑えつつ、自身が持つスキルやアイデアを収益に変える方法は多彩です。
会社員としての経験を活かしながら、まずは副業として挑戦できる5つの具体的な事業を紹介します。
メタバース起業のための、現実的な選択肢がわかります。
1. 自分の作品で稼ぐ3Dアバター・アイテム制作
3D制作のスキルがあるなら、アバターやファッションアイテムの販売が収益源です。
VRChatやclusterといったプラットフォームでは、ユーザーが自己表現のために個性的なアバターやアクセサリーを求めています。
BOOTHのようなマーケットプレイスを活用すれば、個人でも自分の作品を多くの人に届けられます。
簡単なアクセサリーから始め、徐々にオリジナルのアバター制作へと展開することで、高単価な受注も可能です。
3Dアバター・アイテム制作は、起業に必要なクリエイターとしての実績を積み重ねやすい分野です。
例えば、改変用アバター(1体8,000円)を月に5体販売し、個人から受けたオーダーメイド衣装(1着5万円)を1件制作すれば、月収9万円が目指せます。
2. 独自の空間を創造するワールドクラフト
メタバース内の仮想空間、通称「ワールド」を制作する仕事も需要が高まっています。
企業が自社ブランドの世界観を表現するプロモーション空間や、個人が開催する有料イベントの会場など、用途はさまざまです。
ユーザーを惹きつける魅力的な空間デザインは、専門的なスキルとして高く評価されます。
ゲームエンジンのUnityやUnreal Engineの知識があれば、クライアントの要望を形にするワールドクリエイターとして活動できます。
ワールドクラフト分野は、創造力が直接ビジネスにつながりやすく、起業を可能にする仕事です。
個人の展示用ワールド制作(1件3万円)を1件、小規模イベント用の会場制作(1件7万円)を1件受注するなど、月収10万円を達成できる方法が見えてきます。
3. イベント企画運営サポート
仮想空間では、音楽ライブや製品発表会、ファンミーティングなど、日々多くのイベントが開催されています。
イベントを成功させるには、企画立案から集客、当日の司会進行や音響・映像操作、参加者の誘導といった裏方の専門性が欠かせません。
現実のイベント運営経験やマーケティングの知識が活かせます。
主催者のサポート役として、イベントのスムーズな進行を支える専門家は重宝される存在です。
企画から当日の技術サポートまでをパッケージにしたイベント企画(1件10万円)を月に1件受注するだけで、副業として大きな収入につながります。
イベント企画運営サポートは、メタバース空間の盛り上がりを演出し、多くの人々に感動を届けます。
4. 企業のメタバース進出を支えるコミュニティ運営
メタバースに参入する企業は、ファンとの交流を深めるために専用のコミュニティを運営する例が増えました。
Discordサーバーなどで、新商品の情報を共有したり、ユーザーからのフィードバックを集めたりします。
コミュニティマネージャーは、会話を活性化させ、参加者が楽しめる企画を実施する役割です。
企業の目的を理解し、ユーザーとの良好な関係を築く架け橋となることで、継続的な収益が見込めます。
コミュニティ運営は、コミュニケーション能力を活かせる新しい専門職として起業できます。
週1回のミニイベント開催を含む運営代行として、1社あたり月額5万円の契約を2社と締結すれば、安定的に月収10万円を得ることが可能です。
5. メタバース特化型ライターや動画編集
メタバースの進化は速く、新しい技術やサービス、イベントに関する情報を求める人は後を絶ちません。
メタバース関連のニュースサイトや企業のオウンドメディアで、専門知識を持つライターの需要は拡大しています。
専門知識を持つライターは、イベントの体験レポートや新技術の解説記事を執筆する仕事です。
また、メタバース内の出来事を魅力的に伝える動画編集者も求められます。
最新情報を分かりやすく伝えるスキルは、価値ある専門性として認識され、起業につながります。
新作ワールドのレビュー動画(1本3万円)を月に2本、プラットフォームの解説記事(1本1万5,000円)を月に2本制作すれば、月収9万円になります。
メタバースの起業で収益を安定させる4つのブランディング術
メタバース起業で継続的に収益を得るためには、優れた作品やサービスを提供するだけでは不十分です。
数多くのクリエイターの中から「あなたにお願いしたい」と指名される存在になる必要があります。
そのためには、自身の専門性や魅力を効果的に伝え、信頼を勝ち取るためのブランディング戦略が欠かせません。
あなた自身の価値を最大化するための、具体的な4つの方法を紹介します。
実績が伝わるSNSポートフォリオ戦略
スキルや実績を証明するために、ポートフォリオの作成は不可欠です。
X(旧Twitter)での制作過程発信や、Behanceのような専門サイトに完成品をまとめます。
特にメタバースでは、作品が動いている様子を動画で見せることが効果的です。
どのようなコンセプトで、どんな技術を使って制作したのかを丁寧に解説します。
自身の強みや作風をわかりやすく提示することで、依頼者があなたの実力を正確に把握し、安心して仕事を依頼できます。
特定分野の第一人者になるための継続的な情報発信
幅広いジャンルを手掛けるよりも、特定の分野に絞って専門性を高めることが信頼獲得につながります。
例えば「サイバーパンク風アバター制作」「企業向けイベントワールド構築」など、自分の得意領域を明確にします。
ブログやYouTubeで、専門分野に関する技術的な知見や市場の動向などを発信し続けるのがポイントです。
有益な情報を無償で提供する姿勢が、その分野の専門家だと認知され、フォロワーからの信頼を育てます。
ファンを顧客に変えるコミュニティ育成
あなたの活動を熱心に応援してくれるファンは、最も大切な顧客候補です。
DiscordサーバーやFanboxなどを活用し、ファンと直接交流できる場所を作ります。
コミュニティ限定で制作の裏話の公開や、次の作品に関する意見交換が可能です。
ファンとのつながりを深めることで、単なるクリエイターと消費者の関係を超えた、強い信頼関係が生まれます。
ファンがあなたの活動を支えたいと感じる仕組み作りが、安定した収益基盤ができます。
起業家の野田慶多氏から学ぶ視点
10代で起業し、注目を集める野田慶多さんは、人気ゲームを教育の場として活用したことで知られています。
多くの人が単なるゲームとして見ていたプラットフォームに、全く新しい価値を見出しました。
彼の事例は、既存のメタバースの機能をいかに独自の視点で捉え直し、応用するかが事業の成否を分けると示唆します。
メタバースで起業するには、常識にとらわれずに新しい可能性を見つけ出す着眼点が、他者との差別化になります。
メタバースの起業から独立を実現する事業拡大4ステップ
副業収入が安定し、メタバースでの事業に手応えを感じ始めたら、次に見据えるのは起業です。
個人のクリエイターから事業家へと成長するためには、計画的な準備が不可欠となります。
感情的な勢いだけで起業すると、思わぬ困難に直面するかもしれません。
着実に事業を拡大し、経済的自立を達成するための、具体的な4つの手順を説明します。
1. 感情に左右されない独立タイミングの見極め方
起業を決断する際には、客観的な基準を設けることが大切です。
例えば、「副業の月収が本業の給与を6ヶ月以上継続して上回る」といった具体的な数値目標を設定します。
また、万が一の事態に備え、生活費の最低1年分程度の資金を確保しておくことが精神的な安定につながります。
健康保険や年金が全額自己負担になることも忘れてはいけません。
データに基づいた冷静な判断が、独立後のリスクを最小限に抑えるうえで重要です。
2. 事業の成長性を左右する事業計画書と資金管理
事業計画書は、自分のビジネスの目標と、目標達成までを明確にするために作成します。
個人での起業でも、事業の方向性を見失わないための指針として必要です。
将来的に融資を受ける際にも、提出を求められる書類です。
また、プライベートの支出と事業の経費を明確に分ける会計管理は、正確な収益状況を把握するために欠かせません。
3. 個人事業主と法人設立のメリットとデメリット
独立する際の形態として、個人事業主と法人設立の2つの選択肢があります。
個人事業主は、税務署に開業届を提出するだけで始められる手軽さがメリットです。
一方、株式会社などの法人は、社会的信用度が高く、大規模な取引や資金調達で有利に働きます。
ただし、法人設立には費用がかかり、会計処理も複雑になります。
事業の規模や将来の展望に応じて、それぞれの法的な違いを理解した上で最適な形態を選ぶことが大切です。
4.フリーランスが知っておくべき契約と税務の知識
フリーランスとして活動する上で、契約と税務の知識は自分自身を守るために不可欠です。
業務委託契約を結ぶ際は、報酬の金額や支払期日、著作権の帰属先などを必ず書面で確認します。
口約束だけでは、後々のトラブルの原因です。
また、年間の所得に応じて確定申告を行い、所得税や住民税を納める義務があります。
事業活動で発生した費用を経費として正しく計上することで、納税額を適切に抑えることが可能です。
まとめ:メタバース起業であなたの創造性を収益に変えよう
メタバースは、個人の創造性やアイデアが直接的な経済価値を持つ、新しい時代を象徴する領域です。
大切なのは、市場の可能性を信じ、自身のスキルを磨き、正しい知識を持って計画的に行動することです。
仮想空間という無限のフィールドで、ユニークな価値を提供し、新しい時代の事業家として活躍できるでしょう。
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