2025.09.21 起業ガイド
【ダンスで起業】アイデア12選|「好き」を仕事にする4つの稼ぎ方
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好きなダンスを、一生の仕事にしたいと思っている方は多いでしょう。
しかし同時に、ダンス1本では食べていけないという不安も抱えているかと思います。
断言します。現代において、ダンスを仕事にする方法は多くあり、諦めることはありません。実際にダンスに関わるビジネスで成功している人もいるからです。
今回は、ダンスで起業するためのアイデアと、あなたのタイプに合った稼ぎ方をご紹介します。この記事を読めば、ダンス起業で何をすればよいかがわかります。
あなたはどのタイプ?ダンスで起業する「4つの関わり方」
ダンスでの起業は踊るだけではありません。
そして、あなたが持つスキルや情熱、そして性格によって、輝ける役割は異なります。
まずは、自分がどのタイプでダンスと関わっていきたいのか、その方向性を見定めることが、成功への第一歩です。
ダンスでの起業 4つのタイプ
タイプ | 役割 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|---|
A: 教える専門家 | インストラクター、講師 | 人に教え、成長をサポートすることに喜びを感じる | 指導力、コミュニケーション能力が高い人 |
B: 魅せる表現者 | パフォーマー、振付師 | 自らの身体表現で、観客を魅了することに情熱を燃やす | 高いダンススキルと表現力を持つ人 |
C: 創る仕掛け人 | イベンター、経営者 | ダンスの「場」や「機会」を創り出し、シーン全体を盛り上げる | 企画力、プロデュース能力が高い人 |
D: 支える裏方 | マネージャー、制作者 | ダンサーをサポートし、最高のパフォーマンスを引き出す | サポート力、事務処理能力が高い人 |
あなたはどのタイプに最も近いと感じましたか?
もちろん、役割を複数兼ねることも可能です。
「普段はインストラクターとして教え(A)、週末はイベントを企画する(C)」といった働き方もできます。
自分の適性を理解することで、無理なく、そして楽しく続けられるビジネスモデルが見えてきます。
【診断付】ダンスでの起業アイデア12選|あなたの才能を収益化
それでは、4つのタイプ別に、具体的な起業アイデアを12個ご紹介します。
あなたが持っているスキルや、興味のある分野と照らし合わせながら、「これなら自分にもできるかも」と思える選択肢を探してみてください。
(教える)ビジネスアイデア3選
- 専門特化型ダンススタジオ:「K-POP完コピ専門」「40代からの初心者ヒップホップ」など、ターゲットを極限まで絞ったスタジオを開業。大手にはない、尖ったコンセプトで熱心なファンを獲得します。
- オンラインダンスレッスン:Zoomなどを活用し、全国の生徒にオンラインでレッスンを提供。場所を選ばず、コストを抑えて始められます。
- キッズ向け出張ダンス教室:地域の保育園や学童、カルチャーセンターなどに出向き、子供たちにダンスの楽しさを教えます。子供好きで、コミュニケーション能力が高い方に向いています。
診断で「教える専門家」タイプであれば、自分の持つダンススキルや知識を人に伝え、生徒の成長を間近で見守ることに、大きな喜びとやりがいを感じる方です。
あなたの指導力とコミュニケーション能力は、ダンスの楽しさを多くの人に広めるための、かけがえのない才能です。
教えるビジネスで最も重要なのは、生徒のできないに寄り添い、できた!という成功体験を積み重ねてあげることです。
あなたの指導を通じて、生徒がダンスを好きになり、自信をつけていく。その喜びの連鎖が、口コミを生み、あなたの教室を長く愛される場所に育ててくれます。
(魅せる)ビジネスアイデア3選
- イベント特化型ダンサー派遣:企業のパーティーや結婚式のフラッシュモブ、地域の祭りなどでパフォーマンスを披露し、出演料を得ます。
- 振付・ステージング制作:アイドルやアーティスト、あるいは企業のプロモーションビデオなどの振付や、ステージ演出を請け負います。
- ダンス系YouTuber/TikToker:オリジナルのダンス動画や、流行りのダンスの解説動画などを発信し、広告収入や企業案件で収益化します。
診断で「魅せる表現者」タイプだった方は、ステージの上で、あるいはカメラの前で、自らの身体表現を通じて観客を魅了することに、最高の喜びと存在価値を見出すタイプです。
魅せるビジネスで成功するためには、ダンススキルを磨き続けることはもちろん、あなた自身をブランドとして確立し、セルフプロデュースしていく能力が不可欠です。
SNSでの日々の発信を通じて、あなたのダンスだけでなく、そのライフスタイルやファッション、考え方といった人柄も含めてファンになってもらうこと。
それが、唯一無二の表現者として、長く第一線で活躍し続けるための鍵となります。
(創る)ビジネスアイデア3選
- ダンスイベント/発表会の企画・運営:ダンスバトルやショーケース、自身の生徒の発表会など、独自のイベントをゼロから企画し、チケット収入や協賛金で収益を上げます。
- レンタルスタジオ経営:ダンサーが練習できる「場」を提供。防音設備の整った物件が必要ですが、安定した収益が見込めます。
- オリジナルダンスウェアブランドの立ち上げ:ダンサー目線での機能性やデザインにこだわった、オリジナルウェアを企画・販売します。
診断で「創る仕掛け人」タイプだった方は、自分がステージの中心に立つよりも、ダンスというカルチャー全体を盛り上げるための「場」や「機会」を、ゼロから創り出すことに大きな喜びを感じる方です。
企画力やプロデュース能力、周りを巻き込む力は、新しいムーブメントを生み出す原動力となります。
このビジネスで成功する鍵は、ダンサーやお客様が「何を求めているか」を的確に捉えるマーケティング視点と、多くの人を巻き込み、プロジェクトを最後までやり遂げる実行力です。
(支える)ビジネスアイデア3選
- ダンサー専門のマネジメント/エージェント:才能あるダンサーを発掘し、営業活動やスケジュール管理を代行。成功を二人三脚で目指します。
- ダンス動画専門の撮影・編集サービス:ダンサーの宣材写真や、YouTube用の動画コンテンツの撮影・編集を専門に請け負います。
- オーダーメイドの衣装・アクセサリー制作:ダンスの発表会やイベントで使われる、特別な衣装やアクセサリーを制作・販売します。
診断で「支える裏方」タイプだった方は、自分がスポットライトを浴びることよりも、才能あるダンサーが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、陰でサポートすることに、深い喜びと使命感を感じる方です。
献身性や事務処理能力、そしてコミュニケーション能力は、アーティストが活動に集中するためには不可欠な、まさに縁の下の力持ちです。
支えるビジネスで成功する鍵は、アーティストへの深いリスペクトと、彼らの成功を自分のことのように喜べる愛情です。
そして、その想いをビジネスとして成立させるための、冷静な事務処理能力と交渉力が求められます。
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「ダンス好き」だけでは食えない!起業を成功させる3つのビジネススキル
ダンスの技術さえあれば成功できると思われがちですが、ビジネスの世界は非常に厳しいので、簡単には成功できません。
ダンスで起業し、持続可能なビジネスを築くためには、ダンススキルとは別に、3つの重要なビジネススキルを身につける必要があります。
スキル1:集客力|生徒や観客、ファンを集めるマーケティング技術
どんなに素晴らしいレッスンやパフォーマンスも、その存在を知られなければ、始まりません。
あなたのダンスやサービスを、誰に、どのようにして届け、ファンになってもらうか。SNSでの発信、Webサイトでの情報提供、イベントでの交流など、自分の価値を正しく伝えるマーケティング力が求められます。
スキル2:財務力|レッスン料と経費を管理し、利益を出すお金の知識
情熱だけでは、事業は続きません。スタジオの家賃やイベントの会場費、衣装代、そして自分の生活費。
お金の流れを正確に管理し、利益を計算する財務力が不可欠です。どんぶり勘定は、気づかぬうちに資金をショートさせ、夢を諦める最大の原因となります。
スキル3:交渉・契約力|自分の権利と価値を守るための法律知識
ダンスビジネスは、権利のビジネスでもあります。
特に、振付の著作権や、イベント出演時の音源利用に関する権利は、あなたの作品と収益を守るための重要な盾となります。
また、クライアントとの業務委託契約や、ライブハウスとの出演契約など、対等な立場で交渉し、不利な契約を結ばないための「交渉・契約力」も、プロとして活動する上で必須のスキルです。
ダンスでの起業|夢を形にするための最初の5ステップ
やりたいビジネスの方向性が決まったら、いよいよ行動開始です。
ここでは、どんなダンス起業にも共通する、最初の5つのステップをご紹介します。
ステップ1:コンセプト設計(誰に、どんなダンス体験を提供するか)
あなたのビジネスは「誰のためのもの」ですか?
「運動不足に悩む30代女性向けの、K-POPダンスエクササイズ」「プロを目指す高校生のための、ストリートダンス集中ブートキャンプ」など、ターゲットと提供価値を具体的に定義しましょう。
このコンセプトが、ビジネスを続けていく上でブレない軸となります。
ステップ2:最小限のサービス作り(まずは単発ワークショップ、1つの動画から)
最初から大きな事業を始める必要はありません。
まずは、自分の価値を試せる最小限のサービスを作りましょう。
ダンス教室なら「1回完結の体験ワークショップ」、振付師なら「1曲限定の振付提供」など。
小さく始めることで、リスクを抑えながら、お客様のリアルな反応を見ることができます。
ステップ3:情報発信とファン作り(SNSでのダンス動画発信)
あなたの活動や想いを、世界に発信し始めましょう。
得意なジャンルのダンス動画をTikTokやInstagramにアップする、練習風景をストーリーズで見せる、ダンスのコツをブログで解説するなど、あなたの専門性が伝わるコンテンツを発信し続けます。
この発信を通じて、ファンが生まれ、最初の顧客となってくれます。
ステップ4:開業手続きと資金計画(開業届、スタジオ賃貸、融資)
ビジネスとして収益を得るなら、税務署への「開業届」の提出を検討しましょう。
節税メリットの大きい「青色申告」が選択できるようになります。
また、ダンススタジオの開業など、大きな資金が必要な場合は、日本政策金融公庫の創業融資や、文化・芸術系の補助金などを活用することも視野に入れましょう。
ステップ5:テスト販売と改善(お客様の声が最高の振付師)
準備が整ったら、いよいよテスト販売です。
無料モニターや、少数の有料顧客にサービスを提供し、必ずフィードバックをもらいましょう。
「なぜ私のレッスンを選んでくれたのか」「もっとこうだったら良いのに」。
お客様の生の声が、ビジネスを磨き上げる最高の振付師なのです。
まとめ:ダンス起業とは、あなたの人生を振り付けること
ダンス起業でダンサーやインストラクター、プロデューサーなどどんな役割を選ぶにせよ、成功の鍵があります。
それは、卓越したダンススキルと、それをビジネスとして成立させる経営視点の両輪を回すことです。
「集客やお金の管理に、専門家のアドバイスが欲しい」。
その想いがある方は、ぜひお力にならせてください!
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