2026.05.24 起業ガイド
多肉植物の副業はメルカリで儲かる?収支の例と農家の年収の考え方・起業の始め方
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「多肉植物が大好きで、副業にしたい」「メルカリで売れば儲かるのだろうか」「いずれは多肉植物の農家として生計を立てられるのか」と考えていませんか。
多肉植物は、手持ちの株を株分けや葉挿しで増やして販売でき、自宅のスペースから小さく始められる副業です。一方で、品種の登録に関するルールを知らずに販売すると、思わぬトラブルになることもあります。
この記事では、メルカリでの多肉植物の副業の収支、販売前に必ず知っておきたい法律、4つのビジネスモデル、農家として本業にする場合の考え方、副業から始める5つのステップ、選ばれるための工夫を解説します。
多肉植物の副業はメルカリで儲かる?
結論から言うと、メルカリでの多肉植物の販売は、手持ちの株を増やして売れば少ない費用で始められ、月数万円の副収入を目指せます。ただし、手数料や送料、梱包の手間がかかり、人気の品種には出品者も多いため、大きく稼ぐには工夫が必要です。
メルカリでの副業の収支の例
1株1,500円で月40株を販売する場合(仮の数字)
- 売上:1,500円 × 40株 = 6万円
- 販売手数料(10%):6,000円
- 送料・梱包材(1株あたり300円と仮定):1万2,000円
- 鉢・土・苗の補充など:1万円
- 手元に残る額:約3万2,000円
この例のように、売上のおよそ半分が手元に残る計算です。単価の高い品種を扱ったり、まとめ買いしてもらえる寄せ植えのセットを作ったりすると、利益を増やせます。
なお、会社員の副業で、多肉植物の販売などの所得(売上から経費を引いた額)が年間20万円を超える場合は、原則として確定申告が必要です。
販売前に必ず知っておきたい法律
国内で育てた多肉植物を販売するのに、原則として特別な許可は必要ありません。ただし、次の2つのルールは必ず押さえておきましょう。
種苗法(品種登録されている多肉植物を増やして売る場合)
品種登録されている多肉植物を、株分けや葉挿しで増やして販売するには、品種を育成した人(育成者権者)の許諾が必要です。許諾なく増やして販売すると、育成者権の侵害になり、罰則の対象になることもあります。購入した株が登録品種かどうかは、農林水産省の品種登録のデータベースで確認できます。メルカリで販売する場合も同じルールが適用されます。
植物防疫法(海外から輸入する場合)
海外から多肉植物を輸入する場合は、個人輸入であっても植物検疫の対象になります。土が付いた植物は輸入できないなど、細かなルールがあるため、事前に植物防疫所の情報を確認しましょう。
多肉植物の4つのビジネスモデル
| モデル | 内容 | 初期費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ネット販売 | メルカリやネットショップで、育てた多肉植物を販売する | ほぼ0〜20万円 | 手持ちの株がある、SNSでの発信が得意 |
| 生産・直売 | 温室で多く育て、直売所やマルシェで販売する | 30〜100万円以上 | 土地やスペースがあり、規模を広げたい |
| ワークショップ | 寄せ植えやテラリウム作りの教室を開く | 10〜30万円 | 教えることが好き、場所を借りられる |
| 法人向けのレンタル | オフィスや店舗に植物を貸し出し、管理も行う | 20〜50万円 | 営業の経験があり、継続的なサービスを提供したい |
副業として始めるなら、手持ちの株を増やしながらネットで販売するモデルが、最もリスクが小さく始めやすい方法です。
多肉植物の農家として本業にする場合の年収の考え方
多肉植物を本業にする場合は、温室で大量に育てて、花き市場や園芸店、直売所に出荷する生産農家の形が中心になります。年収は、栽培の規模と販路、品種の選び方によって大きく変わります。
- 収入を増やす要素:栽培する面積と株数、単価の高い品種、市場・園芸店・直販などの販路の組み合わせ
- かかる費用:温室の建設や暖房・照明の電気代、苗、鉢・土、出荷の資材や運賃、人件費
- リスク:冬の寒さや夏の蒸れによる枯れ、病害虫、人気の品種の流行の移り変わり
いきなり農家として独立するのではなく、副業で売れる品種と販路を確かめ、月の売上が安定してから規模を広げるのが現実的な進め方です。農地を使う場合は、農業委員会の手続きなども必要になります。花き農家の経営収支の目安は、農林水産省の農業経営統計などで確認できます。
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多肉植物の副業を始める5つのステップ
ステップ1:手持ちの株でテスト販売する
株分けや葉挿しで増やした株をメルカリに出品し、どの品種が、いくらで売れるかを確かめます。このとき、登録品種でないかを必ず確認しましょう。
ステップ2:Instagramで発信を始める
成長の記録や寄せ植え、品種の紹介を定期的に発信します。フォロワーの数より、保存や反応の多い投稿の傾向をつかむことを優先しましょう。
ステップ3:売れ筋をもとに品ぞろえを見直す
売れた品種と利益を振り返り、品ぞろえを見直します。信頼できる生産者や卸から仕入れるルートも開拓し、仕入れの費用を下げながら品質を上げていきます。
ステップ4:ワークショップを加える
販売が安定してきたら、寄せ植えのワークショップを開くのもおすすめです。参加者がそのままリピーターになり、販売にもつながります。
ステップ5:規模を広げるか判断する
副業の収入が安定したら、温室の整備や法人向けのレンタルなど、規模を広げるかどうかを判断します。会社を辞めるのは、本業の収入に代わる見通しが立ってからにしましょう。
多肉植物で選ばれるための工夫
- 品種とストーリーを伝える:どのように育てたかがわかる成長の記録や写真をセットにすると、大手の通販サイトと価格だけで比べられにくくなります
- 世界観のある発信をする:品種の紹介だけでなく、どんな暮らしに合う植物かを伝えると、世界観に共感するファンが集まります
- 購入者とつながる:LINEで新入荷や育て方の情報を届けると、リピートや口コミにつながります
まとめ:多肉植物の副業は小さく始め、ルールを守って育てていこう
多肉植物の副業は、手持ちの株を増やしてメルカリなどで販売すれば、少ない費用で始められます。手数料や送料を差し引くと売上の半分ほどが手元に残る計算で、単価の高い品種やセット販売、ワークショップの組み合わせで利益を伸ばせます。
一方で、品種登録された多肉植物を許諾なく増やして売ると、種苗法の違反になる点には必ず注意しましょう。ルールを守りながら副業で売れる品種と販路を確かめ、農家として本業にするかどうかは、その後に判断するのが安全な進め方です。
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