2025.03.13 メディア

「NEXT ERA LEADERS × WSJ」和訳全文

「NEXT ERA LEADERS × WSJ」和訳全文

株式会社Life Crayon Style 代表取締役:竹内力也は、希望を持てる人と持てない人の間に生じる「希望格差」の是正に取り組む企業として、世界的な経済紙『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』の特集企画「NEXT ERA LEADERS × WSJ」に紹介されました。 記事では、当社が掲げる「希望」を軸としたビジネスモデルや、希望格差解消に向けた具体的な活動について紹介されています。 以下に、記事の日本語訳を掲載いたします。

格差のない社会へ

株式会社Life Crayon Style代表取締役の竹内力也氏は、「希望格差」を是正し、誰もが自分自身の可能性を信じて希望を持てる社会の実現に挑戦している。さらに、100年続く企業づくりを掲げ、事業再生や事業承継、地域創生にも注力。そこで培ったノウハウをロールモデルに、海外で広く展開していくことも視野に入れている。

株式会社Life Crayon Styleは、「希望を持てる人」と「希望を持てない人」の間に存在する「希望格差」を解消するため、経営コンサルティングをはじめ、起業家育成支援、システム開発、地域創生など、グループ企業10社を通じて幅広い事業を展開しています。「一人でも多くの人が自分自身の可能性を信じて挑戦し、夢や目標を実現できる社会を創ること」や「心を動かす感動体験と新たな価値を提供すること」を理念に掲げ、取り組んできました。

希望格差の是正に取り組む理由には、私自身の経験が深く関係しています。私は生まれつき持病があり、中学卒業まで手術や入退院を繰り返しました。「大人になるまで生きられない」と言われたこともあり、未来を考えることが苦痛でした。友だちと将来の話をするのが辛く、自分には「今」しかないという思いに縛られていました。周囲の励ましの言葉すら信じられず、自分自身へのいら立ちを募らせる日々でした。

そんな私が変わるきっかけとなったのは「最悪な世界にいる」と思い込んでいた自分に気づき、その現実を受け止められるようになったことです。挫折を認めたことで、新たな行動への道が開けました。それ以来、年に500冊、通算5000冊以上の本を読み、知識を得ては行動し、失敗を繰り返してきました。多くの失敗から「成功は失敗の積み重ねの中で構築される要素が大きくあり、重要な生き方や哲学の多くは失敗からしか学べない」と実感するようになりました。 

失敗しても希望を持ち続ければ、いつか目指す場所にたどり着ける。そのためには、社会を構成する一人ひとりが未来に希望を描けるよう、希望格差を是正する必要があります。

「自分自身に自信がありますか?」という問いに対し、「ある」と答える日本人はわずか10%程度だといわれています。この背景には、成功体験の圧倒的な不足が大きく関係していると考えられます。日本では、詰め込み型の教育により、自ら考え行動する機会が少なかったため、突然「どうしたいか?」と聞かれても答えられない人が多いのです。まずは小さな成功を積み重ね、自分を認める経験を持つことが重要。そして、自分を受け入れてくれる環境に身を置くことも大切です。

価値観は周囲の影響を受けやすいため、新たなコミュニティに参加することで人生を変えるきっかけが得られるかもしれません。

私たちは「経済格差」「教育格差」「家庭格差」の3つの格差を解消すれば、希望格差を是正できると考えています。経済や教育の格差は、国や企業の施策で縮められる可能性がありますが、家庭格差の解消は難しい問題です。特に外からは見えにくい家庭が抱える課題には、企業として社員一人ひとりを支える取り組みが欠かせません。社員や私たちと関わる人々が夢や目標を持ち、挫折を乗り越えながら努力できるように環境を整えること。希望を育み、努力できる人へと成長させることも私たちの使命だと考えています。

今後も注力したいのは、事業再生や事業承継です。日本の優れた技術や歴史ある文化を守り、それを通じて地域創生に貢献していきたいと考えています。

2025年2月、宮崎で新たな会社を設立します。きっかけは、宮崎在住の同い年の男性との出会いでした。彼は「地元で暮らしたいけれど、地元企業では希望年収に届かず、都市圏のリモート勤務可能な企業を探している」と話していました。その言葉を聞き、「一緒にやろう」と決意しました。

地域に活気を取り戻すためには、企業や人材の存在が不可欠です。それらの努力によって生み出される上質なサービスや商品は、人を引き寄せる力があります。また、事業の継続と成長には、必要な人材を確保し続ける仕組みが重要です。そのため、新会社では子供を持つ従業員の保育費用や家事代行費を全額負担し、働きやすい環境を実現。さらに、出産や育児などでブランクのある人が安心して社会復帰できる教育システムも用意しています。この取り組みが成功すれば、全国でロールモデルとして展開できるでしょう。地域を活性化し、日本全体が元気になれば、希望格差の是正につながると信じています。そのための努力と投資は惜しみません。

これからの10年間で、クライアントや従業員をはじめとした多くの関わりの中で年齢や性別、職業や置かれた状況などが異なる1万人の「自分の可能性を信じて人生を変えたストーリー」を集めたいと考えています。それだけ多くの希望と勇気を積み重ねることで、新たな視点がきっと見えてくる。その希望を日本中、そして世界中に広げていきたいです。

 

■ 掲載媒体:The Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)
■ 特集名:「NEXT ERA LEADERS × WSJ」
■ 掲載日:2025年3月4日
■ URL:https://partners.wsj.com/next-era-leaders/a-business-model-based-on-one-word-hope/

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