2024.08.06 起業ガイド
うまくいかなくても腐るな
突き抜けるまでに経験する3段階の変化
努力をしていても、結果が出ない、ブランクの時期というのは必ず訪れます。
例えば、筋トレも始めたばかりの頃は、運動量に伴って筋肉がついたり、筋肉痛がやってきたりします。
これを専門用語では「比例変化」といいます。
わかりやすくいうと自分の投じた努力に比例して変化がきちんと起こる状況のことです。
しかしだんだん筋トレにも体が慣れてきてしまい、その変化が感じられなくなったことをきっかけに、そこで投げ出してしまったり、飽きてしまったりする人は実際に多いです。
このだんだんと体が筋トレに慣れていってしまい、体感できる変化が乏しく感じ始めることを「逓減変化」といいます。
何事もある程度のレベルに達すると、何か「カベ」のようなものにぶち当たり、成長が鈍りだすものです。
この状態に陥ったら注意していただきたいです。
いつもと同じことをしているのに、変化がないことに自信をなくしたり、悩んだりし始め、スランプと言われる苦しい状態に突入します。
しかしそれでも、努力をし続けると「非連続的変化」という変化が起きます。
私たちは、努力しても、努力しても、状況になかなか変化が表れない期間を経験します。
しかし、それでも努力をやめなかった時に、ふと突然、階段飛ばしをしたかのようなジャンプアップの変化が起きる時があります。
体つきは変わらないのに、ずっと上がらなかったダンベルやベンチプレスが突然上がり始めたり、わからなかった英語の歌詞や単語の意味がはっきりと解る(頭で考えるのではなく、すっと体が動く、無意識にできる、解る)という状況が起こるわけです。
これは能力の基礎レベルがポンっと変わった瞬間という表現が近いと思いますが、これが「非連続的変化」です。
苦しくても成長をやめないでください
努力を続ければ続けるほど、自分の無知を思い知らされることになるでしょう。
物事を知れば知るほど、世の中にいかに自分以上に優れた仕組みがたくさんあるのかに驚かされることになると思います。
そこに勇気をもらって、さらに努力を続けることのできる人、その一方で、その事実に圧倒され、心がへし折られてしまい止めてしまう人もいると思います。
ですが、もしも努力をすることを、あなたがここでやめたとしても、あなたはこれからもたくさん傷つくことを経験することになると思います。
もしかしたら、自分自身の運命や育ちを恨み、自分の夢や生き方を疑い、疑心暗鬼になってしまうような時もあるかもしれません。
ですが、腐らずに努力を続けてほしいと思います。
その傷を魅力に変えることができるような生き方をしてもらいたいと思います。
そうした痛みを知っている分、あなたは魅力的な人生や生き方ができるはずです。
誰もが経験する苦しみの中で、努力を積み重ねる行為は、人生の幸福度と能力の向上を飛躍的に向上させます。
笑われても、諦めず努力し続けてきたことで見えた景色
株式会社Life Crayon Styleの代表である私、竹内力也は上場を目標に掲げて会社を仲間と共に育ててきました。
この世の中になくてはならない会社へと成長させるために、体調が悪い日も命をかけて努力をし続けてきました。
そんな私に「たかだか会社のためにそこまでやるのか?」と問いかけてきた人がいます。
「上場なんて無理でしょ」と呆れ顔で離れていった大人たちや同世代の人もたくさんいます。
ですが、今では上場が難しいと笑う人は私の周りにいません。
むしろ、引き返すことと上場まで走ることの距離を比べても上場することの方が近いところに今私たちは立っています。
多くの人に笑われた目標を達成するための切符は、もう時期に届くところまで来ているわけです。
最近出会った人たちは「すごいですね」と言ってくれますが、これは何もすごいことではありません。
何もしていないのにパーッと空から降ってきたのであれば、それはすごいことですが、やるべきことをやり、努力を重ね、今日に至っているので人に「すごいですね」と言われるようなことは何もしていません。
ただ、やらなきゃいけないこと、やると決めたことをひたすら淡々と続けてきただけの話です。
なのでその結果としての今があるだけです。
最初はわからないことばかりなことを知り、やるべきことがわかったことでやるべきことに一心不乱に取り組んできました。
その結果、「比例変化」が起き、次にやればやるだけ埋められないものや逆立ちしても足りない能力や成長が鈍化したような感覚である「逓減変化」も当然経験しました。
しかしそれでも努力を続けてきました。
それも本気の努力です。
その結果「非連続的変化」が当然起きて今に至ります。
「たかだか会社のためにそこまでやるのか?」と問いてきた人への私のアンサーは、
「世の中から世の中を変えてくれ!とお願いされたとしたらどうでしょうか?」
「そして本当にあなたには、その力があるのだとしたら?」
と返しました。
当然、頭がイカれてると言われ、その後その人とは、連絡がつかなくなりました。
もしもあの時に足を止めていたら、今の僕はいないわけです。
もう一度言いますが努力をしていても、結果が出ない、ブランクの時期というのは必ず訪れます。
ですが、そういう時に諦めるのではなく、努力を積み重ねていると、その努力に見合っただけの助けてくれる人や突き抜けるきっかけやチャンスというものが必ず訪れます。
そうした時に、「最近うまくいってないから」という理由で、そのチャンスに挑戦しないのも人生です。
挑戦するのも人生です。
うまくいかない経験は、誰しもが経験することになるので、その後にうまくいく人とうまくいかない人の差は、
・うまくいっていない時にも自分を信じる癖や挑戦をする癖をつけることができていたのかどうか?
・挑戦を推奨して、応援してくれる環境に身を置けていたかどうか?
の違いだけだったりします。
夢や目標があるのなら腐らずに努力を積み重ねましょう!