2024.07.27 メディア

あなたは誰に何をやらされているのか

あなたは誰に何をやらされているのか

「やらされている」という勘違い

やらされている感覚で仕事をしたり、理不尽な物言いをされて強制されていると感じてしまったりしたことは今までにないだろうか?
大概の人は、「やらなきゃ」と思うことがいくつか重なると急にやりたくなくなります。
人によっては、たった1個でもやらなくてはと思うだけで嫌になるという人もいると思います。

そうした自分自身の感情に振り回されてしまう人に対し、1つの処方箋となる考え方を授けます。
その考え方はとてもシンプルですが、効果絶大です。

それは「やらせる人なんて、どこにもいない」と思うことです。

実際「やらされている」ことなんて、実はこの世にはほとんどありません。
人は大抵「やる」ことを自分で決めてやっています。
どこに行くのにも、何をやるのにもです。

ただ、それを何かのせいにしてしまうのは、そう思うことで心の負担を減らしているだけの話です。

やると決めたのはあなた自身

「やりたくない」と思っても、やらなくてはいけないことはわかっているからやることを自ら選んでやっているんです。
ただ、本来やりたくないことをやっているので、「不機嫌にやってもいい」と自分を許したいと思っているのでしょうが、それが返って自分自身を不機嫌にし、やる気を奪っていく結果を引き起こしている事実にはなかなか気づくことはできません。

しかも厄介なのは、やりたくないけどやっているという思い込み、やらされているという勘違いは次第にやらされていることだから、「この程度でOK」といういい加減な自分を許す口実に変わってしまうことです。

しかし現実はそんなに簡単な話ではありません。
結局そういう意思決定をしたツケは払わされることになるし、やらなきゃいけないことなら怒られるだろうし、適当にやっているようでは望んだ結果が出せないので余計につまらなくなるでしょう。

本来は自分で「やる」と決めたはずなのに、「やらされてる」と考えることでいい加減な自分を容認するなんて最悪です。
「別にやりたくてやっていることじゃない」って諦める言い訳を常に自分に与えながらやるのは、逆にしんどいことにしかなりようがありません。

そして「やらされ感」で仕事や目の前のことに取り組むと、報酬が発生しても受け取るのが申し訳なく感じてしまったりと本末転倒なことにもなりかねません。

そういう考え方や意思決定を続けていると次第に身も心も蝕む生き方に変わっていってしまいます。

そうなりたくないなら「やると決めたのは自分」と宣言しましょう。
気乗りしないようなことでも引き受けた以上、やると決めた以上、それを決めたのは「自分」だと言い切りましょう。

自由に生きるとは、そういうことですので、ぜひ意識してみてください。

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