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2026.09.29 起業ガイド

トリマーで年収1000万は可能?平均年収402万円から目指す3つのルート


「トリマーで年収1000万円は可能なのか?」
結論から言うと、雇われて働くトリマーのままでは難しいですが、独立してサロンを経営すれば十分に狙える金額です。

この記事では、公的な統計をもとにトリマーの平均年収を確認し、年収1000万円に届くための現実的なルートを数字で解説します。

トリマーの平均年収は402.7万円

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によると、トリマーの平均年収は402.7万円、平均年齢は43.4歳です(令和7年賃金構造基本統計調査をもとに作成)。
ハローワークの求人賃金は月額21.5万円で、雇用されて働くトリマーの年収は300万〜400万円台が中心と考えられます。

年収1000万円は平均の約2.5倍にあたり、店舗に勤めて技術を磨くだけでは届きにくい水準です。

それでもトリマーで稼げる余地がある理由

第一の理由は、トリミング料金が上がっていることです。総務省「小売物価統計調査」によると、ペット美容院代の全国平均は2019年の6,131円から2024年には6,989円となり、5年で約14%上がりました。

第二の理由は、需要が安定していることです。ペットフード協会の2025年調査では、犬の飼育頭数は約682万頭でした。人気のトイ・プードルのように毛が伸び続ける犬種は、毎月のトリミングが欠かせません。

第三の理由は、トリマーが不足していることです。ジャパンケネルクラブのトリマー資格登録者数は約16,000人で横ばいが続いています。腕のいいトリマーは取り合いになっている状況です。

年収1000万円への3つのルート

ルート1:1人サロンで高単価化(売上1,000万円は射程圏)

項目 試算
平均単価 7,500円
1日の施術数 6頭
月の営業日数 22日
年間売上 約1,188万円
家賃・材料・広告などの経費 ▲約400万〜500万円
オーナーの手取り(税引前) 約700万〜800万円

1人で働く場合、売上は1,000万円を超えても、手取りで1,000万円に届くのは簡単ではありません。
さらに上を目指すなら、エステ・マイクロバブル・歯みがきなどのオプションで客単価を1万円前後まで上げる必要があります。

ルート2:スタッフを雇って複数台で回す(最も現実的)

項目 試算
体制 オーナー+トリマー2名+受付1名
売上(8,000円×1日15頭×月24日) 年約3,456万円
人件費 ▲約1,200万円
家賃・材料・光熱・広告など ▲約1,000万円
オーナーの利益(税引前) 約1,200万円

※一般的な相場をもとにした試算です。

年収1000万円に届くトリマーの多くは、このように「自分が施術する人」から「サロンを経営する人」に変わっています。

ルート3:ペットホテル・物販・訪問トリミングを組み合わせる

トリミングに加えて、ペットホテル、シャンプーやフードの販売、自宅訪問型トリミングなどで収入源を増やす方法です。
犬の高齢化が進んでいることから、シニア犬や介護が必要な犬に対応できるサロンは強い差別化ができます。

独立開業に必要な登録

トリミングサロンを開業するには、動物愛護管理法にもとづく「第一種動物取扱業(保管)」の登録と、店舗ごとに「動物取扱責任者」を置くことが必要です。
登録の申請手数料は15,000円前後で、施設の設備について自治体の確認を受けます。

まとめ

トリマーの平均年収は402.7万円で、雇われたままでは年収1000万円は難しいのが現実です。
ただし、料金の上昇とトリマー不足という追い風があり、独立して高単価化とスタッフ雇用を進めれば1000万円は現実的な目標になります。


出典:
厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「トリマー」https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/227
J-Net21「トリマー」(小売物価統計調査・JKC登録者数等)https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/service/06007.html
一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」https://petfood.or.jp/data-chart/

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