LINEで無料の起業相談
LINEで無料の起業相談

2026.09.29 起業ガイド

FCの始め方|フランチャイズ加盟までの7ステップと契約前の確認点

「独立して、事業を持ちたい。でも、ゼロから始めるのは、不安。フランチャイズ(FC)なら、始めやすいと聞くけれど、何から、始めればいいのだろう」。そんな思いを、抱えていませんか。

フランチャイズは、本部の、ブランドと、ノウハウを、使って、事業を始められる仕組みで、未経験者にも、選ばれています。ただし、「本部に、任せれば、儲かる」わけではなく、費用、契約、収益モデルの確認を、怠ると、想定外の負担や、トラブルに、つながります。

この記事では、FCの仕組みとメリット・注意点、加盟までの7ステップ、法定開示書面の使い方、費用と収益モデルの確認点、契約条件、資金調達、質問リスト、失敗しやすい点を、順に解説します。

読み終えるころには、本部の言葉ではなく、書面と数字で、判断する視点が、身につきます。

フランチャイズ(FC)とは?仕組みとメリット・注意点

(※この記事では、「FC」を、フランチャイズ(加盟して、事業を始める仕組み)の意味で、解説します。)

フランチャイズとは、本部(フランチャイザー)が、加盟者(フランチャイジー)に対して、商標・ブランド・ノウハウ・商品などを、提供し、加盟者は、その対価として、加盟金やロイヤリティなどを、支払って、事業を行う仕組みです。加盟者は、独立した事業者で、経営の責任は、加盟者自身にあります。

メリットは、次のとおりです。
・ブランドの認知度を、活用できる:集客が、比較的、しやすい場合があります。
・ノウハウ・研修・マニュアル:未経験でも、始めやすい。
・仕入れ・システム・販促の、支援。
・本部の、サポート(開業前後の、指導)。

注意点は、次のとおりです。
・加盟金・ロイヤリティなどの、継続的な費用:収益を、圧迫します。
・本部の方針・ルールに、従う必要がある:商品、価格、営業時間、仕入れ先などの、自由度が、制限されます。
・収益は、保証されない:立地や、経営の努力で、結果が変わります。
・契約の縛り:契約期間、解約金、競業の禁止など。
・本部の経営状況に、影響される:本部が、傾くと、加盟店も、影響を受けます。

業種ごとの、費用や、契約の見方は、「ローソン ロイヤリティ」の記事、「コメダ珈琲フランチャイズ 初期費用」の記事、「移動スーパー フランチャイズ」の記事、「公文 開業」の記事で、それぞれ、解説しています。この記事は、業種を問わない、共通の始め方に、絞ります。

始め方の全体像|7つのステップ

FCで、始めるまでの、大まかな流れは、次のとおりです(期間は、業種と、本部で異なります)。

ステップ1|目的・条件を、整理する
なぜ、独立したいのか、どんな働き方をしたいのか、使える資金の上限、使える時間、経験、家族の状況、住んでいる地域を、整理します。

ステップ2|業種と、本部の候補を、探す
自分の条件に合う、業種を選び、複数の本部を、比較します。情報源は、フランチャイズの展示会、本部の公式サイト、業界団体、比較サイトなどです。比較サイトは、広告として、掲載されている場合がありますため、公式の情報と、あわせて、確認します。

ステップ3|資料請求・説明会に、参加する
本部の、事業内容、費用、サポート、契約の概要を、聞きます。この段階では、契約しません。

ステップ4|法定開示書面を受け取り、説明を受ける
(次の項目で、詳しく解説します。)

ステップ5|契約書・収支・資金計画を、確認する
契約書と、開示書面を、突き合わせ、収支を、悲観的なケースも含めて、試算します。専門家に、契約書の確認を、依頼します。

ステップ6|資金調達・契約
自己資金、融資(日本政策金融公庫など)、本部の提携ローンなどで、資金を整えます。契約を結びます。

ステップ7|物件・研修・準備・開業
物件の選定、内装工事、研修、採用、許可の取得などを、経て、開業します。

「早く決めなければ」と、焦らないことが、最も、大切です。

法定開示書面とは?契約前に必ず確認する

FCの契約前に、加盟希望者が、活用したいのが、法定開示書面(情報開示書面)です。

中小小売商業振興法(第11条)では、小売・飲食の、フランチャイズチェーン(特定連鎖化事業)について、本部が、加盟しようとする人に対し、契約前に、事業の概要と、契約の主な内容などを、書面で交付し、説明することを、義務付けています(詳細は、中小企業庁や、日本フランチャイズチェーン協会の、公式情報で確認してください。要確認)。

ポイントは、次のとおりです。
・書面の「交付」と「説明」の、両方が、必要:書面を渡しただけで、説明がない場合は、義務を、果たしたことに、なりません。
・令和4年(2022年)4月から、開示事項が、追加されたと、紹介されています。売上高、売上原価、人件費、加盟者から定期的に徴収する金銭(ロイヤリティなど)、その他の、収益・費用の、算定の根拠となる事項などです(要確認)。
・対象は、小売・飲食など、特定連鎖化事業で、すべての、フランチャイズに、法的な義務が、あるわけではありません。サービス業や、教育などの、フランチャイズは、法定の義務の対象外の場合が、ありますが、中小企業庁は、対象外でも、重要な事項を、事前に、書面で、開示し、説明することが、重要としています。
・公正取引委員会は、独占禁止法に基づく、「フランチャイズ・システムに関する、独占禁止法上の、考え方」で、契約前に、開示することが、望ましい事項を、示しています。

活用のしかたは、次のとおりです。
・複数の、本部に、法定開示書面の提示を、求める。
・受領日、説明者、内容を、記録する。
・契約書・営業資料と、突き合わせる:ロイヤリティ、解約条件、商圏、返還の条件などが、一致しているかを、確認します。
・収益モデルの根拠を、確認します。
・書面の提示を、渋る、説明を、避ける本部には、注意します。

費用の確認|初期費用と継続費用

FCの費用は、初期費用と、継続的な費用に、分けて、確認します(金額は、業種と、本部で、大きく異なります。要確認)。

初期費用は、次のとおりです。
・加盟金:加盟の対価。返還されないことが、多いため、性質を、確認します。
・保証金・契約金:返還の条件を、確認します。
・研修費。
・店舗・事業所の、費用:物件の取得費(保証金、敷金など)、内装・設備工事、看板、什器。
・初期の、仕入れ(商品、材料)。
・開業前の、広告・販促費。
・システム・機器の、導入費。
・許可の取得費用(必要な場合)。
・運転資金:売上が安定するまでの、数か月分。

継続的な費用は、次のとおりです。
・ロイヤリティ:売上に、比例する形(売上の◯%)、粗利を、分配する形、定額の形など、本部で異なります。計算の対象と、率、最低額を、確認します。
・システム利用料、広告分担金、会費。
・仕入れ条件(本部指定の、仕入れ先、価格)。
・更新料、リフォーム・改装の義務。
・本部への、その他の支払い。

総額は、「本部に支払う、金額」と「自分で、用意する、金額」を、あわせて、確認します。「加盟金◯万円」だけを、見て、判断しないことが、重要です。ロイヤリティの仕組みは、「ローソン ロイヤリティ」の記事を、参考にしてください。

収益モデルの確認|根拠を、見抜く

本部が、示す収益モデル(売上・利益の例)は、加盟の判断に、大きく影響します。鵜呑みにしないことが、大切です。

確認するべき点は、次のとおりです。
・誰の、いつの、実績か:平均か、上位の例か、特定の店の、例か。
・何店舗の、データか、期間はどれくらいか。
・売上か、利益か:経費(ロイヤリティ、人件費、家賃、返済)を、引いた、加盟者の、手取りか。
・加盟者の、人件費(自分の労働を、含むか)。
・立地・規模・営業時間などの、前提条件。
・開業から、何年目の、数字か:軌道に乗る、までの、期間と、赤字の期間。
・直営店の、実績と、加盟店の実績の、違い。
・閉店・撤退した、加盟店の、割合と、理由。

「予想売上」や、「有利性」の表示は、根拠となる事実と、合理的な、算定方法が、示されている必要があります(独占禁止法上の、ぎまん的な、顧客誘引の問題。要確認)。「必ず、儲かる」「確実に、月◯万円」といった、断定的な説明には、注意が必要です。

自分の条件で、試算することも、重要です。楽観・標準・悲観の、3パターンで、売上、原価、ロイヤリティ、人件費、家賃、返済、自分の手取りを、計算します。以下は、計算の型を示す仮の例です。
月の売上:300万円/原価(仕入れ):30%=90万円/ロイヤリティ:売上の5%=15万円/人件費:80万円/家賃・光熱費・その他:60万円/借入の返済:25万円
→ 残り:300 − 90 − 15 − 80 − 60 − 25 = 約30万円(税金や、生活費の前)。売上が、1割減れば、残りは、ほとんどなくなることが、分かります。

一人事業の収入の考え方は、「一人 起業 年収」の記事も、参考になります。

契約条件の確認|長期の約束

FCの契約は、数年から10年以上の、長期になる場合が、多くあります。契約書の、次の点を、確認しましょう。

・契約期間・更新の条件・更新料。
・中途解約の条件と、違約金(解約金):事業がうまくいかない場合に、撤退できるか、負担はいくらか。
・テリトリー(営業エリア)の、独占性:近隣に、同じ本部の、店が、出店される可能性。
・商品・価格・営業時間・仕入れ先の、制限。
・ロイヤリティの、計算方法、変更の可否。
・競業避止義務:契約終了後、一定期間、同業を営めない制限。
・守秘義務・ブランドの使用ルール。
・本部の義務(サポート、研修、情報提供)の、範囲。
・トラブル時の、対応・紛争の解決方法(裁判の管轄、仲裁)。
・設備・内装の、改装の義務と、費用の負担。
・契約終了時の、原状回復や、在庫・設備の、扱い。
・連帯保証人の、要否:保証人に、大きな責任が及ぶ場合があります。

契約書と、開示書面の、内容が、一致しているかを、確認します。口頭の説明が、契約書に、書かれていない場合は、書面で、確認することが、重要です。

弁護士や、中小企業診断士など、第三者の専門家に、契約書を、確認してもらうことを、おすすめします。中小企業庁の「フランチャイズ契約の、留意点」の、パンフレットも、参考になります(要確認)。

資金の準備と、調達

FCの開業資金は、業種によって、数十万円から、数千万円以上まで、幅があります。

資金の、考え方は、次のとおりです。
・自己資金:総額の、一定割合(1〜3割)を、用意することが、一般的と、言われます(要確認)。
・融資:日本政策金融公庫、民間の金融機関、本部の、提携ローンなどがあります。事業計画書で、収支の根拠、返済の計画が、見られます。「創業融資 名古屋」の記事も、参考になります。
・補助金・助成金:業種や、自治体で、制度があります(要確認)。
・リース・割賦:設備の、初期負担を、抑えられますが、継続的な支払いが、発生します。

運転資金と、生活費の、確保が、重要です。開業後、黒字化まで、数か月から、1年以上かかる場合が、あります。

借入と、連帯保証には、慎重に。家族を、連帯保証人にする場合は、十分に、説明し、理解を得ることが、必要です。

資金が、限られている場合は、小さな初期費用で、始められる、FC(無店舗、少額の加盟金)を、選ぶ方法も、あります。ただし、初期費用が、小さいFCほど、収益の根拠と、契約の内容を、慎重に、確認する必要があります。「資金ゼロ」「誰でも、簡単に」と、うたう勧誘には、注意してください。「起業したい お金がない」の記事や、「資金 ゼロ 副業 スマホ」の記事も、参考になります。

説明会で聞きたい、質問リスト

説明会や、面談で、確認したい、質問を、整理します。回答は、書面や、メモで、記録しておきましょう。

本部について
・本部の設立年、事業年数、加盟店の数、直営店の数は。
・直近数年間の、加盟店の、開業数と、閉店・撤退の数は。
・本部の財務(決算書)を、確認できるか。
・訴訟・トラブルの、有無は。

費用・収益について
・総額(初期費用・継続費用)の内訳は。返還されるお金は、どれか。
・ロイヤリティの、計算方法と、率は。
・収益モデルの、根拠(実績の、条件、平均か、最高か)は。
・黒字化までの、平均の期間は。
・加盟者の、平均の、手取りは。

契約・運営について
・契約期間、更新、中途解約の条件と、違約金は。
・営業エリアの、独占性は。近隣への、出店の、可能性は。
・仕入れ先・商品・価格の、自由度は。
・本部のサポート(研修、開業前後の指導、集客の支援)の、具体的な内容は。
・物件の選定は、誰が行い、責任はどこまでか。
・契約終了後の、競業の制限は。

既存の加盟店について
・既存の加盟店に、話を聞けるか:本部が、紹介する店だけでなく、自分で、選んだ店にも、聞くことが、望ましいです。実際の収入、労働時間、大変な点、本部への満足度を、聞きます。

質問に、明確に、答えない、書面を、出さない、契約を、急がせる場合は、慎重に、判断してください。

FCの始め方で、失敗しやすいポイント

失敗しやすい点を、整理します。

1つ目は、「本部に任せれば、儲かる」と、考えることです。経営の責任は、加盟者にあります。

2つ目は、加盟金だけを見て、総額と、継続費用を、確認しないことです。

3つ目は、収益モデルを、鵜呑みにすることです。条件が、違えば、結果も違います。

4つ目は、法定開示書面を、受け取らず、説明も受けないことです。

5つ目は、契約書を、専門家に、確認してもらわないことです。

6つ目は、解約条件・違約金・競業の制限を、確認しないことです。撤退時の負担が、大きくなります。

7つ目は、運転資金と、生活費の備えが、ないことです。

8つ目は、立地・エリアの、見極めが、甘いことです。

9つ目は、既存の加盟店の、話を聞かないことです。

10つ目は、「今日、契約すれば、特典」「残り◯枠」と、急がされて、決めることです。

11つ目は、借入で、大きな投資をし、返済が、重荷になることです。

判断に迷ったら、消費生活センター(消費者ホットライン188)や、中小企業庁の相談窓口、商工会議所、弁護士などに、相談できます。

対策は、書面と数字での確認、複数の本部の比較、契約書の専門家チェック、既存加盟店への聞き取り、悲観的な試算、資金の余裕、その場で契約しないことです。

FCで始める5つのステップ(まとめ)

最後に、全体を、5つのステップに、まとめます。

ステップ1は、目的・資金の上限・条件を、整理することです。

ステップ2は、複数の、本部を、比較し、資料請求・説明会に参加することです。その場では、契約しません。

ステップ3は、法定開示書面の交付と説明を、受け、契約書と、突き合わせることです。収益モデルの、根拠を、確認します。

ステップ4は、既存の加盟店に、話を聞き、悲観的なケースを含めて、試算し、契約書を、専門家に、確認してもらうことです。

ステップ5は、納得できた場合のみ、資金を整えて、契約し、研修・準備を進めて、開業することです。開業届などの手続きも、行います(期限は要確認)。

まず、アルバイトや、既存店での、見学・体験を通して、業界の、実態を、知ることも、おすすめします。

まとめ|fc始め方は「法定開示書面・費用の総額・収益の根拠・契約条件」を書面で確認する

フランチャイズの始め方は、目的と資金を整理し、複数の本部を比較して、法定開示書面の交付と説明を受け、費用の総額、収益モデルの根拠、契約条件を書面で確認し、専門家に契約書を見てもらい、既存の加盟店にも話を聞いてから、契約することが基本です。「必ず儲かる」という説明や、契約を急かす勧誘には、注意してください。

まずは、複数の本部に資料請求し、法定開示書面の提示を求めることから始めてください。

Related Posts

ニュース一覧へ戻る