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2026.09.30 起業ガイド

小さなカフェ開業に必要な資格は2つだけ?食品衛生責任者・営業許可・防火管理者を解説【2026年版】


小さなカフェを開業するのに調理師免許は不要です。

必要なのは食品衛生責任者(講習1日・約1万円)と飲食店営業許可(東京都18,300円)。収容30人以上なら防火管理者、自家製の菓子を持ち帰り販売するなら菓子製造業許可、深夜0時以降にお酒を出すなら届出が必要です。

喫茶店の倒産動向と生き残り方も紹介します。

「小さなカフェを開きたいけど、資格がないと無理?」。安心してください。カフェ開業に国家資格は必須ではありません。必要なのは1日の講習で取れる資格と、保健所の営業許可です。

この記事のポイント

必須なのは「食品衛生責任者」(養成講習会を約6時間受講、受講料は1万円前後)と「飲食店営業許可」(東京都の申請手数料は18,300円)の2つです。お店の規模やメニューによっては、防火管理者、菓子製造業許可、深夜酒類提供飲食店の届出が加わります。

喫茶店の倒産は2023年に過去最多の72件を記録しましたが、2026年1〜5月は24件と減少傾向です。

小さなカフェ開業に必要な資格・許可一覧

資格・許可 必要になるケース 取得方法・費用の目安
食品衛生責任者 必須(1店舗に1人) 養成講習会(約6時間、1万円前後)。調理師・栄養士などの資格があれば講習は免除
飲食店営業許可 必須 保健所に申請。東京都は18,300円。施設が基準を満たしているかの検査あり
防火管理者 収容人員(スタッフを含む)が30人以上 講習(甲種は約2日、乙種は約1日)
菓子製造業許可 自家製の焼き菓子などを持ち帰り用に販売する場合 保健所に申請(施設の要件あり)
深夜酒類提供飲食店営業の届出 深夜0時以降に主食以外でお酒を提供する場合 警察署に届出
開業届 個人で開業する場合 税務署に提出(無料)

※手数料や許可の区分は自治体によって異なります。物件を契約する前に、図面を持って保健所に事前相談しましょう。

資格より大事な「物件選び」と「保健所への事前相談」

営業許可を取るには、手洗い設備、2槽シンク、給湯設備、冷蔵設備など、施設の基準を満たす必要があります。居抜き物件でも基準を満たさない場合があるので、契約前に保健所へ相談するのが鉄則です。

自宅の一部をカフェにする場合も、生活スペースと区切るなどの条件があります。

小さなカフェの経営環境

帝国データバンクによると、喫茶店の倒産(負債1,000万円以上)は2023年に72件で過去最多でした。2026年1〜5月は24件と、2年ぶりに減少しています。コーヒー豆や人件費、テナント料は上がり続けていますが、2025年度に「増益」だった喫茶店は35.7%ありました。

伸びているお店に共通するのは、コーヒー単体で稼ぐのではなく「空間・体験価値」で客単価を上げる工夫です。フードメニューの充実、紅茶や抹茶のメニュー、物販などがその例です。

小さなカフェの試算(10席・郊外)

客単価1,200円×1日40人×25日で、月の売上は120万円です。

支出は、原価率30%で36万円、家賃15万円、水道光熱費8万円、アルバイト代15万円、その他の経費10万円。手元に残るのは月36万円前後です。

※仮の前提を置いた試算です。開業資金は物件の状態によって数百万〜1,000万円以上と幅があります。

よくある質問

調理師免許がなくてもカフェは開けますか?

開けます。食品衛生責任者の講習を受けて、営業許可を取れば開業できます。

コーヒーの資格(バリスタ資格など)は必要?

法律上は不要です。技術を証明したり集客に使ったりする目的で取る人が多い資格です。

許可が出るまでどのくらいかかりますか?

申請から施設の検査を経て、数日〜2週間ほどが目安です。開店日から逆算して準備しましょう。

出典:帝国データバンク「喫茶店の倒産動向(2026年1-5月)」https://gourmetpress.net/1446115/ / 東京消防庁「防火管理者が必要な防火対象物と資格」http://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/jissen/p04.html / 東京都食品衛生協会「食品衛生責任者養成講習会」https://www.toshoku.or.jp/training/

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