2026.01.21 起業ガイド
ゲーセンで起業!好きを仕事に年商3000万稼ぐ「遊べる店」の作り方
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「自分の好きなゲーム機を並べて、みんなに楽しんでもらいたい」。
100円玉を握りしめて通ったあの頃の熱狂を、今度は自分が提供する側になりたい。その夢は、単なるノスタルジーではありません。
ゲームセンターは今、「体験型エンターテインメント」として再評価され、新たなビジネスチャンスを迎えています。
しかし、戦略なしに飛び込めば、電気代と家賃で即死します。この記事では、年商3000万円以上を目指すための、具体的なビジネスモデルと経営戦略を徹底解説します。
ゲーセンで起業を考えている方は、どんなことから準備を行い、ビジネスを展開していけば良いかがわかります。
なぜ今、オワコンと言われる「ゲーセン」に勝機があるのか?
「スマホゲーム全盛の時代に、わざわざゲーセンに行く人がいるの?」。
そう思うかもしれません。
しかし、実は今、ゲームセンターにはリアルな場所でしか得られない価値を求めて、多くの人が集まっています。
なぜ今、ゲーセン起業に勝機があるのか。その理由を3つの視点から解説します。
理由1:「コト消費」の復権。リアルな場所でしか味わえない興奮
オンラインゲームは便利ですが、筐体のボタンを叩く感触、大画面と大音量の迫力、そして隣にいる仲間とハイタッチする高揚感は、ゲーセンでしか味わえません。
この身体的な体験と共有する喜びこそが、コト消費を求める現代人の心を掴んで離さないです。
理由2:インバウンドとレトロブーム。日本のゲームカルチャーへの熱視線
日本のゲームセンター文化は、世界的に見てもユニークで、外国人観光客にとって魅力的な観光スポットとなっています。
また、昭和レトロブームにより、昔懐かしいテーブル筐体やピンボールなどが、若者にとってエモいコンテンツとして再評価されています。
この日本独自のカルチャーは、強力な集客コンテンツとなります。
理由3:クレーンゲーム市場の拡大。プライズ(景品)が客を呼ぶ
ゲームセンターの売上の多くを占めるのが、クレーンゲーム(プライズゲーム)です。
アニメやキャラクターの人気グッズ、ここでしか手に入らない限定品など、魅力的な景品が次々と登場し、市場は拡大を続けています。
この「欲しいものを獲る」というシンプルな射幸心は、いつの時代も変わらない強力な動機です。
あなたはどのステージを作る?ゲーセン起業3つのモデル
「ゲーセン」と言っても、そのスタイルは様々です。
あなたの資金力、好み、そしてターゲットに合わせて、最適なモデルを選びましょう。
| モデル | 特徴 | 収益源 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 1. クレーンゲーム専門店 | UFOキャッチャー等をメインに設置。回転率が高い。 | 100円投入(インカム) | 流行に敏感で、収益性を最優先したい人。 |
| 2. レトロゲーム・対戦型 | 格闘ゲームやシューティングなど、ビデオゲーム中心。 | 100円投入、大会参加費 | ゲーム知識が豊富で、マニアと繋がりたい人。 |
| 3. アミューズメントバー | 飲食とゲームを融合。お酒を飲みながら遊べる。 | 飲食代、ゲーム代 | 接客が好きで、客単価を上げたい人。 |
9割が撤退する「100円商売」の罠|稼げないゲーセンの共通点
「機械を置けば儲かる」という考えで始めると、痛い目を見ます。
1プレイ100円の積み重ねで、家賃や電気代を支払うのは容易ではありません。
ここでは、失敗するゲーセンの共通点を知り、リスクを回避しましょう。
罠1:【電気代の恐怖】古い筐体は電気食い。固定費管理の甘さ
ゲーム機、特に古いブラウン管の筐体や大型のマシンは、驚くほど電気を食います。
さらに、エアコン代も馬鹿になりません。
売上が少ない月でも、電気代は容赦なく請求されます。
省エネ機種の導入や、LED化、電気料金プランの見直しなど、徹底したコスト管理がなければ、利益は残りません。
罠2:【メンテナンス地獄】修理できない機械はただの粗大ゴミ
ゲーム機は故障します。ボタンが効かない、レバーが動かない、画面が映らない。
故障中の機械は、1円も稼がないだけでなく、店全体の雰囲気を悪くします。
自分で修理できるスキルを身につけるか、信頼できるメンテナンス業者を確保しておかなければ、店はすぐにジャンク置き場になってしまいます。
罠3:【風営法の壁】許可が取れず、オープン前に詰む
ゲームセンターは「風俗営業法」の規制対象(5号営業)です。
学校や病院の近くでは開業できない、営業時間は深夜0時まで、景品の価格上限などの厳しいルールがあります。
物件を契約した後に「ここでは許可が下りない」と判明したら、全てが水の泡です。
物件選びの段階から、警察署への事前相談が必須です。
年商3000万円を目指す!人気ゲーセンの開業ロードマップ
では、どうすればリスクを乗り越え、年商3000万円以上を稼ぐ人気店を作れるのでしょうか。
ここでは、開業準備から黒字化までの具体的なステップを解説します。
ステップ1:【コンセプト設計】「誰が、何をしに来る場所か?」
「誰でも楽しめる店」は「誰にも刺さらない店」です。
「格ゲーマーが腕を競い合う道場」「カップルがクレーンゲームで盛り上がるデートスポット」など、ターゲットと利用シーンを明確にしましょう。
コンセプトが決まれば、揃えるべき機械も内装も決まります。
ステップ2:【資金調達と物件】風営法をクリアする立地選びの鉄則
開業資金は、規模によりますが1,000万〜3,000万円程度が目安です。
日本政策金融公庫の融資を活用しましょう。
物件選びでは、風営法の「保護対象施設(学校等)」からの距離制限(地域により異なるが概ね100m)をクリアしているかが最重要です。
不動産屋任せにせず、自分で足を運んで確認しましょう。
ステップ3:【機械の仕入れ】中古?リース?賢いラインナップの揃え方
新品の筐体は高額です。
初期投資を抑えるために、信頼できる中古業者から購入したり、メーカーのリースを利用したりしましょう。
また、人気のクレーンゲームと、コアなファンがつくビデオゲームの比率を、コンセプトに合わせて調整します。
ステップ4:【許可申請】警察署との協議。プロに頼むべき境界線
内装工事が終わったら、所轄の警察署に風俗営業許可の申請を行います。
図面の作成や書類の準備は非常に複雑で、不備があると許可が下りるのが遅れます。
スムーズに開業するためには、この分野に強い行政書士に依頼するのが賢明です。
ステップ5:【集客・イベント】大会や配信で「聖地」を作る
オープン後は、待っているだけでは人は来ません。
店内でゲーム大会を開催したり、YouTubeでプレイ動画を配信したりして、「あそこに行けば面白いことがある」という評判を作りましょう。
コミュニティができれば、常連客が定着し、安定した売上に繋がります。
まとめ:ゲーセンの起業とは、大人の「遊び場」と「笑顔」を創る仕事
ゲームセンターの経営は、日常を忘れて熱中できる時間、仲間とハイタッチする瞬間、景品が取れた時の笑顔といった、「最高の遊び場」をプロデュースする、エンターテインメント事業です。
経営の難易度は高いですが、お客様の楽しそうな顔と、硬貨がジャラジャラと落ちる音は、何物にも代えがたいやりがいとなります。
あなたの作った場所が、誰かの青春になります!
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