一人では開拓することはできない可能性に触れる

視点を変えて見ることで気づけることがある

今のままでいいと言ってくれる人はすぐ近くにいます。
しかし多くの人はその人の方を見ずにSNSなど不特定多数の遠くの誰かに認められようとやっきになります。

例えば「東京に出ないと」とか「大学に行かないと」とか「すごい人にならないと」とか「流行りに乗らないと」とか「みんなに好かれないと」とか、「男らしく、女らしく」とか世間の価値基準みたいなものに囚われすぎていたり、二頭を追ってつらい思いをしていたりします。

気づいてほしいのは、実はそれらは全て、自ら作り出した理想と現実とのギャップによって起きているということです。

なので誰もあなたを助けられない。
あなたから苦しみを取り除くことができる人なんていないんです。
あなたは自らの意思と決定により、自ら苦しんでいます。

視点を変えてみてはどうでしょうか？

すごい人になれなくても大切な人を作ったり、守ることはできます。
今の環境の中で手に入れることができるものはまだまだたくさんありますし、流行りに乗らなくても価値観に沿って生きることは叶います。

人は人、自分は自分という当たり前の事実を意識すれば、自分にしかできないことがあると気づくことができるはずです。
逆に周りの人が自分が苦手なことを得意だったり、周りの人の何気ない一言に気付かされることだってあるはずです。

世の中を知ることで様々な可能性に触れる

足るを知り、自分の半径数メートルのところで満たされる世界をつくることで、幸せになれる人もいます。

あなたがそうした生き方を選ぶかは別として、そうした選択をした人がいるという事実は知っておくべきであり、そういう選択肢もあることを知っておくことで他者と関わるときにも許容範囲を広くすることができるはずです。

世の中には自分の力が及ばない大きな問題や奇跡や事実がたくさん存在しています。
不幸な出来事があったり理不尽に苛まれたりしたとき、抗議するより耐え方を知った方が自由になれることが増えたりする事実もあります。
必ずしも苦痛が毎回自分の人生の質を下げるものばかりではないことを、私たちは生きる知恵として知っておかなければいけません。

以上のことを考えると、「つながりを実感できること」と「成長実感を得ること」と「感動を体験すること」の３つのことよって僕らは自分の幸福を体感し、自分なりの生き方を形作っていると言えるのではないでしょうか。

是非ともこれからも沢山迷い、仲間と共に笑い、心を動かし、一人では開拓することはできない自分の可能性の奥行きや感動を知っていってもらいたいと思います。
世の中や人生はあなたが知っている以上に明るくて、深くて、鮮やかで、すごくいいもので優しいんです。