2025.10.09 起業ガイド
【英会話スクールで起業】失敗しない!生徒が集まる教室の作り方5ステップ
Index
「自分の英語力と指導経験を活かして、理想のスクールを作りたい」
「大好きな英語で英会話スクールをはじめたい」
英語好きの方の中には、一度は自分の英会話教室を持ちたいと思ったことはあるのではないでしょうか。
しかし、自分の英会話スクールに人が集まるのか、利益を上げられるのかと不安な方もいるかと思います。
そこで今回は、英会話スクールの成功に必要なことや人気の教室になるためのコツ、ステップを解説します。この記事を読めば、英会話スクールの起業で大事なことがわかり、あなたのすべきことが明確になります。
この記事では、あなたの英語力を、生徒から熱狂的に支持される「人気スクール」に変えるための、具体的な経営戦略と5つのステップを徹底解説します。
なぜ、大手より「個人の英会話スクール」が選ばれるのか?
オンライン英会話や大手スクールがひしめく中で、「今さら個人のスクールなんて…」と、尻込みしてしまうかもしれません。
しかし、むしろ今だからこそ、個人が運営する小規模なスクールに、大きなチャンスがあります。まだまだ英会話スクールは強いです!
画一的なカリキュラムでは満たせない、パーソナルな学習ニーズの増大
大手スクールが提供するのは、どうしても誰にも当てはまるよくありがちなカリキュラムになりがちです。
「海外旅行で困らないくらいに英語を使えるようになりたい」「好きな海外ドラマを、字幕なしで理解したい」。
このように、一人ひとりの目標に対し、オーダーメイドのレッスンを提供できるのが個人英会話スクールならではの魅力です。
「先生の人柄」や「コミュニティの魅力」が、継続の最大の動機になる
英語学習は、孤独で、挫折しやすい道のりです。多くの人が、料金の安さだけでオンライン英会話を始めても、長続きしません。
大手の英会話学校でも三日坊主で続かない人は多くいますし、ポイントを購入しても結局消費せずに退会する人もたくさん見られます。
英会話を継続させる最大のポイントは、「あの先生が好きだから」「一緒にいる友達や仲間がいるから」「授業が楽しい」といった、人間的な繋がりと授業の内容です。
授業の内容は差別化が難しいところですが、生徒同士が交流できる温かいコミュニティ作りは、真似されにくく、大きな優位性です。
オンライン化の波が、個人起業のハードルを劇的に下げた
英会話スクールの起業には、教室を借りるための初期投資が必要でした。
しかし現在では、Zoomなどのオンライン会議ツールを使えば、自宅のPC一台で、全国の生徒を相手にスクールを起業できます。
固定費は抑えられるのは非常に大きなメリットです。
あなたのスクールはどれ?3つの開業スタイルを徹底比較
英会話スクールを起業する際、その開業スタイルは一つではありません。あなたの資金力や、理想のライフスタイルに合わせて、最適な事業の形を選ぶのが重要です。
英会話スクール 3つの開業スタイル
開業スタイル | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
1. 店舗型 | テナントを借り、地域に根ざした本格的なスクールを運営する。 | ・社会的信用が高い ・地域コミュニティの拠点になれる ・高単価な料金設定が可能 |
・初期投資が非常に高い(数百万~) ・家賃などの固定費が大きい |
2. 自宅・カフェ型 | 自宅の一室や、近所のカフェを活用し、少人数制の教室を開く。 | ・低リスク、低資金で始められる ・アットホームな雰囲気を作れる ・家事や育児と両立しやすい |
・教えられる人数に限界がある ・プライベートとの切り分けが難しい |
3. オンライン型 | PC一台で、Zoomなどを使い、全国の生徒にオンラインでレッスンを提供する。 | ・開業資金がほぼゼロ ・場所を選ばず、世界中が市場になる ・利益率が非常に高い |
・Web集客の知識が必須 ・通信環境に左右される ・信頼構築の難易度が高い |
これから起業する方におすすめなのは、まず「2. 自宅・カフェ型」や「3. オンライン型」でスモールスタートし、そこで実績と顧客を築くことです。
そして、生徒が増え、事業が軌道に乗ってきた段階で、満を持して 店舗型へとステップアップ。
この流れが、失敗のリスクを最小限に抑えつつ、英会話スクールを拡大できます。
ちなみに幼稚園の習い事で常に人気上位に位置するのは、英会話スクールです。園児を対象にして簡単な英語を教えるのも非常に需要があります。
「起業に必要なことや詳しい手順を知りたい。」
そんなときは、スタートアップアカデミーにご相談ください!現在公式LINEから無料のオンライン相談を受け付けています。
アイデアが固まっていなくも構いません。
起業に関する悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
「英語が話せる」だけでは稼げない!成功するスクールの絶対条件
英語が堪能であっても、英会話スクールの起業が成功するとは限りません。
英語がネイティブレベルに話せなかったり、わからない単語や文章があったりしても、成功しているスクールは多くあります。
長く愛される英会話スクールになるためには、3つの絶対条件があります。
絶対条件1:【専門特化】「誰の、どんな悩み」を解決するスクールか?
「初心者歓迎!日常英会話からビジネス英語まで」といった、誰でも受け付けています!のようなスクールは、世の中にありふれていて、特に大手がここを牛耳っています。
あたらしく英会話スクールを起業するなら、ここで戦うのは避けるべきです。
「海外出張前の、3ヶ月集中ビジネスプレゼン専門」や「TOEIC900点突破請負」「海外旅行で、現地の人と交流するためのシニア向け英会話」など、成功の鍵は1つに特化することです。
ターゲット顧客と、その人が抱える悩みを一つに絞り込むことで、刺さる人にはドンピシャで刺さります。
絶対条件2:【独自メソッド】なぜ、あなたの指導で英語が話せるようになるのか?
あなたは、生徒の英語力を伸ばすための、独自の「指導法(メソッド)」を持っていますか?
独自のメソッドは、あなた自身の英語の上達体験に基づいた、再現性のある学習法でなければなりません。
「1日15分のシャドーイングと、週1回の実践練習で、3ヶ月で話せるようになる」といったように、具体的なプロセスと、3ヶ月で得られる成果を明確に提示できるのがポイントです。
例えば、3ヶ月の生徒のビフォーアフターを共有したり、自分がどこまで成長できたのかを動画が見せたりするのも良いです。また、独自メソッドがあれば、差別化にもつながり、お客様に選ばれやすくなります。
絶対条件3:【コミュニティ化】生徒同士が繋がり、学び合える「場」作り
多くの人が英語学習で挫折する理由は「孤独」です。1人でやっていると英会話が上達しているかが実感しにくく、上達に悩んでいるときの吐き出し場所もありません。
成功するスクールは、単に英語を教えるだけでなく、生徒同士が繋がり、励まし合い、共に成長できる「コミュニティ」としての機能を持っています。
実際に英会話スクールで友達ができて、一緒にランチをしたり、カフェに行くようになったりするケースはよくありますね。
定期的な交流会や、オンラインでのグループチャットなどを活用し、「先生に会うためだけでなく、仲間に会うためにも、スクールに行くのが楽しい」という状況を作り出すことが、生徒の継続率を飛躍的に高めることができます。
英会話スクール起業|成功への5ステップ・ロードマップ
実際に生徒が集まる英会話スクールへと変えていくための、具体的な行動計画(ロードマップ)を5つのステップで解説します。
実は多くの人がいきなり集客から始めてしまうのですが、これは失敗します。成功には型があります。焦らず、正しい順番で、着実に事業の土台を築いていくのがポイントです。
ステップ1:コンセプト設計と、カリキュラム・料金の決定
前述の「専門特化」に基づき、英会話スクールのコンセプトを固めます。そして、そのコンセプトに沿ったカリキュラムと料金プランを設計します。
ポイントは、「体験レッスン(フロントエンド)」と、その後に続く「継続コース(バックエンド)」という、2段階の商品を用意することです。
無料の体験レッスンでスクールの価値を感じてもらい、自然な流れで、高単価な継続コースへと繋げる設計を整えましょう。
ジムやヨガなどでも体験レッスンから月額のコースに誘導していますが、基本的なビジネスモデルは同じです。
ステップ2:事業計画と資金調達
次に事業の設計図である事業計画書を作成します。特に、店舗を構える場合は、物件取得費や内装費、人件費など、必要な資金を詳細に算出し、現実的な収支計画を立てることが重要です。
自己資金で足りない場合は、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」や、自治体の創業支援補助金などを活用しましょう。
オンラインで行う場合は特に資金調達をすることはないですが、事業計画を立てることにより、数字で英会話スクールを可視化できます。
どれくらい毎月経費がかかるのか、どれほど売上をあげれば継続できるのかなど、数字の面で事業を考えることができます。
ステップ3:開業手続きと環境整備
個人事業主として始める場合は、税務署への開業届の提出が必要です。そして、教室を構える場合は、賃貸契約や内装工事を進めます。
オンラインの場合は、Zoomなどのビデオ会議システムや予約管理、オンライン決済システムといった、IT環境を整えるのが重要です。
スムーズに英会話レッスンが受けられるかどうかは継続率にも直結します。音声や画質が乱れていたり、予約システムが使いづらかったりするとお客様が離脱する要因になります。
ステップ4:集客の仕組み作り|SNSと口コミで、体験レッスンを満席に
オープン前から、集客活動を開始します。InstagramやYouTubeで、あなたの専門分野に関する「英語学習者に役立つ情報」を惜しみなく発信し続けましょう。
「この先生の教え方は分かりやすい!」という信頼を、開業前から築くのが大事です。
英会話教室を持つ場合は、近所にチラシを配るのも効果的です。
ステップ5:体験レッスンとセールス|「売り込まない」で、入学してもらう技術
体験レッスンは、あなたの指導力をアピールする場であると同時に、最も重要なセールスの場です。
しかし、ここで押し売りをするのはNG。
重要なのは、徹底的なカウンセリングです。生徒の現在の悩み、英語を話せるようになって叶えたい「どうなりたいか」を深くヒアリングし、「その未来、私と一緒なら実現できますよ」と伝えることです。
継続コースを、相手のための解決策として提示してあげると、押し売り感がなく、相手が心良く契約してくれます。
まとめ:あなたは、生徒の「未来の扉」を開けるパートナー
英会話スクールの起業は、生徒の「こうなりたい」という夢を叶え、キャリアを切り拓き、人生の可能性を広げる素晴らしい教育事業です。
コンセプトやターゲットにもよりますが、英語がネイティブのようにわからなくても問題ありません。
大切なのは生徒一人ひとりに寄り添う人柄と正しいビジネス戦略です。
「あなたのおかげでこれだけ英語ができるようになった」と喜んでもらえたら、何よりも嬉しいですよね。
ぜひこの記事を参考に、英会話スクールでの起業を検討してみてはいかがでしょうか。
「英会話スクールをどのような手順で始めたら良いかわからない」。
その悩み、私たちと一緒に解決しましょう。スタートアップアカデミーでは、LINEから無料の起業相談を受け付けています。
起業はわからないことだらけですが、私たちが1つ1つの疑問や不安にお答えします。
◯関連記事
・【シングルマザー起業】「私にもできる!」子育てと両立して成功する方法
・起業の準備期間は平均1年?最短で独立するための7ステップと成功ロードマップ